集英社新書<br> サハラ砂漠 塩の道をゆく

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

集英社新書
サハラ砂漠 塩の道をゆく

  • 著者名:片平孝【著】
  • 価格 ¥1,287(本体¥1,170)
  • 集英社(2017/07発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087208818

ファイル: /

内容説明

8~16世紀、西アフリカ内陸部の地に興隆したいくつかの黒人国家は、サハラ砂漠を越えて北から運ばれて来る岩塩と南からの金や象牙、奴隷などの交易で繁栄したという。そして、その中心には伝説の“黄金の都市”があった。それらの国家はすべて消え去ったが、往時のままに岩塩が切り出されるタウデニ鉱山と、ラクダのキャラバン「アザライ」によってかつての黄金の都・トンブクトゥに運ばれる塩の交易は、21世紀の現在も続いている。写真家の著者は、30年来の夢を叶え、トンブクトゥからタウデニ鉱山へ往復1500キロ、アザライに密着する命懸けの旅を敢行した。これは、美しい写真と共に綴られた42日間の過酷なキャラバンの記録である。【目次】はじめに/第一章 タウデニ岩塩鉱山への旅立ち/第二章 タウデニ岩塩鉱山/第三章 タウデニからの帰り道/第四章 旅の終わりの試練/あとがき

目次

はじめに
第一章 タウデニ岩塩鉱山への旅立ち
第二章 タウデニ岩塩鉱山
第三章 タウデニからの帰り道
第四章 旅の終わりの試練
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

30
読友さんのレビューを見て興味惹かれた本。マリ共和国のかつての黄金の都・トンブクトゥからタウデニ鉱山まで往復1500kmの道のりを、ラクダのキャラバン「アザライ」で岩塩を運ぶ旅に密着した命がけの記録。砂漠といえば一面黄土色のもの寂しい風景しか思い浮かばなかったが、この本に出てくる色彩豊かで起伏や模様に富んだ砂漠をしって驚いた。本来は、この塩を求めての異国の厳しい旅行記を味わうべきだろうが、掲載されている道中の写真があまりにも美しく、こちらに心を持っていかれた。2019/06/07

和草(にこぐさ)

16
砂漠の写真が気になり、読みはじめた本。何気なく使っている塩。塩を得るのにこんなに過酷な旅があるとは知りませんでした。2019/02/21

Meme

11
こういう旅に出たいなあ。予定調和じゃない旅がしたいなあ2024/01/08

sasha

10
マリ共和国のトンブクトゥからタウデニ岩塩鉱山へ。往復1500kmを板状にした岩塩を運ぶ隊商と共に旅した記録。掲載されている写真に圧倒される。綺麗なグラデーションの空をバックにしたラクダのキャラバン、夕日の反射で色を色を変える砂漠、満天の夜空。どれも美しい。風景の美しさと裏腹にラクダと共に行くキャラバンの旅は過酷なんだけどね。しかし、現在、著者の旅した経路は超危険地域。再び外国人が砂漠にロマンを求めて訪れられるようになるといいのに。尚、ラクダは水を脂肪に変えられるらしい。私はラクダだったのか…。2017/11/18

ジュースの素

8
マリ共和国のトンブクトゥから北のタウデニまで往復1500kmを岩塩を運ぶラクダ連隊に2003年に同行取材した記録。サハラ砂漠と言うだけで過酷さが解るが ラクダも生き物なので日々調子が違う。二人の現地人を案内に雇ったが砂漠の民は日本人とはマインドが異なる。平気で請け負って嘘だと解ったり、約束が違ったり一筋縄では行かない。タウデニ塩鉱山で岩塩を掘り出す作業員の過酷さもすざましい。砂漠の朝夕は寒いが彼らは栄養不足の為か 寒さに勝てない。これ以上過酷な仕事は無いと心しながら読んだ。2017/12/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11813144
  • ご注意事項

最近チェックした商品