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内容説明
生まれ、暮らし、老い、死を迎える人の一生。「私が生きている」とはどういうことだろう――。今を生きるすべての人が、医療のあり方を考え、生きものとしての「私」を知る基本を学ぶための入門書。かけがえのない自分自身のいのちを通して、他の人びとや生きものとのつながりを考える、豊かな人生の手がかりと医療の理想がここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チクリツト
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わかりやすくためになった2012/07/05
にいにい
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38億年の生命の歴史の中に存在する人間を、受精から死までの各期間をDNAの構造と働きの中から位置づけています。一生涯の中に起こりうる様々な病気を細胞レベルまで掘り下げて解説されており、私には荷が重い本でしたが、分かりやすく順序だてて構成されており、なかなかの良書だと思います。2012/01/08
そのげる
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ゲノムの個人差=体質 研究と医療現場をつなぐ努力が必要。医療の役割は生きていることを最後まで支えること。2010/05/23
遊希
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平易な言葉で書かれているのでサラっと読めますが、内容はかなり深く難しいです。それもそのはず、医療に携わる人に読んでほしいとプロローグにあります。ヒトゲノムが表すのは単なる命の設計図ではない。様々な要因を抱え込みながらひとりひとりの個別の生体としてヒトは生きています。そのバックボーンとして38億年の進化の裏付けがあり、それこそがゲノムなのだ、ということです。そこを根底に、ヒトの誕生から死までを順に辿り、人として生きている、ということは一体何なのかを考え得る、面白い1冊でした。2018/01/28