内容説明
表参道の裏路地にある、隠れ家的な美容室の『夢やうつつ』。そこで働く葉所日陰は、鏡越しにしかお客さんと目を合わせられないほど内向的だが、かつてはトップモデルのヘアメイクも担当したほどの腕前。さらに、裏オプションの彼のシャンプーは「夢シャン」と呼ばれ、シャンプーの最中にお客の悩みが夢となって視えるらしい。お客さんの悩みを解決するため、最高のヘアスタイルを生み出す日陰の元には、悩みを抱えたお客さんが、今日も後を絶たない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きたさん
13
ものすごく「恋愛小説」だったなぁという印象。ただ、レーベルのおかげもあって、ファンタジーっぽい要素がそれをマイルドにしてくれていたように思います。日常の謎を期待すると少し拍子抜けかもしれませんが、個人的には安心して読める作品でした。2022/02/08
荒川叶
9
こんな美容師に私も担当してもらいたい。 髪の毛を切ると気分も変わる。読みおえたら美容院にいきたくなる一冊でした。2019/01/27
へへろ~本舗
5
サクッと読了2017/07/04
ゆー。
4
「設定が良いだけにもったいなかったです。第1章で読みどころを出しきった感じでした。 葉所日陰→『美容師なのに愛想がなくて、水かカルピスしか飲まない。ただ、彼のシャンプーは気持ちよすぎて油断してたら眠りに落ちる。』 わりと序盤の『こけますっ!!』と予告しながら転ぶ助手の表現が良かったので期待しましたが…シャンプーとリンスを別々にして仕上げず、リンスインシャンプーでお手軽に仕上げてしまったために、ちょっと痒いところに手が届かなかった感じですね。」2020/02/24
どん
4
思いっきり少女漫画少女漫画している。面白いっちゃあ、おもしろいかも… のめり込めはしないな!2018/12/03