内容説明
「プロの小説家」というものがどのように成り立っているかを豊穣の中に描いている。――茂木健一郎氏(解説より)作家の書くものに必ず生じる「凄味」とは? 「色気」の漂う作品、人物、文章とは? 作家が恐れてはならない「揺蕩」とは? 文章表現に必須の31項目を徹底解説。「小説」という形式の中で、読者の想像力を遥かに超える数々の手法と技術を試してきた著者が、満を持して執筆した21世紀の全く新しい“小説作法”。<解説入り>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねりわさび
96
創作について過去の自作を交えながら評論。解説は全32項目。近作Dヴァニティやビアンカから過去作について謎解きをしていく興味深い構成。奇しくもこれを投稿した2024.9月24日は筒井先生90才のお誕生日でした。これからもお元気でお過ごしください。2024/09/24
ジョゼ★ネコを愛する絵描き(趣味)
63
コミュニティにて「ノンフィクションのおすすめ本を教えてください」と投稿した際に教えて頂いた本です。 「小説作法」が解説されているエッセイ。 私は小説は読む専門ですが、とても興味深い項目ばかりで面白かったです。 筒井康隆さんの感性が素晴らしいなと感じました。 「読書の極意と掟」というエッセイもあるので、こちらと合わせて読むのも面白いと思います。 私には少し難しい箇所もありましたが、また時間をおいて再読したいと思いました。 おすすめしてくださりありがとうございました。2022/05/24
優希
49
面白かったです。文章表現に必要な項目について語ったエッセイという感じですね。自らの技術を試してきた筒井サンだからこそ語れるのではないでしょうか。「筒井流小説作法」といってもよいかもしれません。2024/03/23
ω
36
さすが筒井先生、凄味があった笑 創作の極意と掟を、筒井流に自惚れまくって教えてもらった( ^ω^ ) 先生が様々な著作で「実験」をされてきたのには、書いてみないとどんなものになるか分からないからとのこと。カッチョええ〜♫2020/09/19
chiseiok
33
大好物の文章読本小説作法系、今回語り手は巨匠筒井康隆。小説は売れてナンボ、エンタメはもてなしてナンボ、そのためには…的なガチガチのビジネス系技術系ではなく、創作にまつわる様々なキーワードを31個の項目として提示、徒然なるままに語りしエッセイスタイルです。小説創作ってことはもっと自由でもっと楽しくそしてもっとシンドイ(かも知れない)ことなんだ…ていうのが新鮮。まぁ実績のあるこの方だからこそ言える事も多々あるんでしょうけれどw。”意識”の項読んだら、積んである『家族八景』三部作、無性に読みたくなってしまった。2017/08/21
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