内容説明
犬神明――しなやかな長身に驚異的な野性の活力を秘めた少年は、孤独の影を引いてやってきた。「悪徳学園」と異名をとる私立学園、そこはありとあらゆる人間悪の病巣だった。そこで少年は若く美しい女教師と宿命の遭遇を遂げる…。学園を暴力支配する非行少年ら狂犬群は、犬神明に牙をむきキャンパスを鮮血で染める！残忍卑劣な人間暴力に、狼の凄絶な怒りの咆哮が爆発する――平井和正“ヤング・ウルフガイ”シリーズ第1作のノン・ノベル版が、生頼範義の表紙画＆挿絵で復刻！
目次
狼の紋章/出さなかった手紙・あとがき・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kadocks
1
ほぼ10年前にibookで再読してたらしい笑 祥伝社版がKindleに入ったので買って即読み。やっぱり挿絵大事だよ。懐かしい。 10年前より楽しく読めたのは最近平井和正の本を立て続けに読んでるからか。大人のラノベもこの作品は極まってる。アダルトの軽さがこの歳には読みづらく感じたのか、ウルフガイ版の方が好み。このまま何冊か読んでみようかと思う。2022/04/27
馬車馬
1
中学生の時に読み大変感動。本の面白さを教えてもらった作品。この作品を紹介してくれた友人に感謝したい。ありがとう。元気にしているだろうか。
Ryosuke
0
30年振りに再読 竹2012/06/29
