内容説明
家政婦のマロンは土砂降りの雨の中を一人で歩いていた。雇い主から暴力を振るわれそうになり、逃げだしてきたのだ。恐ろしさと寒さに震えるマロンの前に、一台の高級車がとまった。ハリスと名乗る男性は彼女を車に乗せると、親切にも屋敷に招き、ここで住みこみの管理人として働いてみてはどうかと声をかけた。会社の経営者だそうだが、以前の雇い主と違ってよい人のようだ。だが働きだしてすぐに、思いがけない事件が起きた。階段の踊り場でつまずいたマロンはハリスと折り重なって倒れ、あろうことか唇を重ね合わせてしまったのだ。皮肉にもマロンはそのとき悟った──彼に惹かれ始めていることに。
■男性不信で心を閉ざしかけていた家政婦マロンの心を癒したのは、雨の中で彼女を拾った会社社長ハリスでした。ジェシカ・スティールが描くピュアなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mum0031
3
家政婦のマロンと、金融会社社長のハリス。 雇い主のフィリップから、暴力を振るわれて、逃げだしたマロンをハリスが助ける。 その上、フィリップがハリスの義弟である事を知る。 ハリスの屋敷の、管理人として雇われるが、男性不振に陥っているマロンは、ハリスに対しても警戒を緩めない。 トラウマを抱えるマロンに、優しく接するハリスと、徐々にハリスを信頼して行くマロン。 読んでて、ちょっと恥ずかしくなるくらいの結末です。再読は無い。2018/09/22
きき
2
義父や義兄、元カレ、雇い主から襲われそうになるヒロインは不憫で仕方なかった。ただ母親には真相話さなくちゃダメでしょ?そこに引っかかってロマンスに興味が湧かなかった2019/04/19