竹書房怪談文庫<br> 恐怖箱 禍族

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竹書房怪談文庫
恐怖箱 禍族

  • 著者名:加藤一【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2017/07発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801911147

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内容説明

血の呪い、家の祟り。
切っても切れない凶縁怪談!

家族、血族、家に纏わる怖い話――。アパートの周りを夜な夜な歩き回る足音と獣の匂い、その正体は…「夫婦」、先祖伝来の土地を手放した一族に降りかかる凶事「土地縛り」、養豚を営む家に現れる女の怪、女は豚を操り…「養豚業の家」、毒母と朝の忌まわしき符合「三角コーン」、みどりという名の女に関わるとその家族は…「みどり」、毎月誰かが怪我をする一家、その戦慄の法則とは…「二十五」、或る大工の建てた二軒の家に纏わる怪「姉妹」ほか、禍の楔に繋がれてしまった家と家族の実話全30編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

61
実話怪談アンソロジー。これだけ著者がいると特徴のある文体を書く人と、オーソドックスな怪談を書く人とがはっきりわかる気がする。今回のテーマは家族。血は水よりも濃いというが、一旦拗れるとその濃さがまとわりついて離れなくなる。そんな怖さを期待したんだけど。テーマがテーマだけにいい話の含有量が多いような気がする。そんな中でも法則がわかっても逃れられない「二十五」とか、女性の名前を巡る話「みどり」がとても嫌でいい味を出している。隠された因縁がありそうで、それがはっきりとわからない話に怖いのが多かったように思った。2017/08/02

澤水月

17
深澤夜氏「家鳴り」。絶滅危惧種な40年前のバンカラと当時の軽薄男とのやりとりと不気味な家屋の話だけは面白く読んだ2017/07/01

柊よつか

13
14名の書き手によるアンソロジー形式。今回のテーマは家族。海や山のように舞台が明確なものと違い、広く捉えることができるテーマだと思う。収められた話には、自分の家族、友人の家族、嫁ぎ先の家族、一族まで含めた家族、怪異側が家族なものなど様々。特に印象的な話は、不気味だが怪異もお店も元気な「賑やかな定食屋」、人騒がせな狐の「夫婦」、執拗に現れる「養豚業の家」、結末が悲しい「開けずの間」、切れない血縁が疎ましく思える「三角コーン」、結末が厭な「溶けた少女」。2017/07/09

海星梨

9
KU。今回はあんまり。「つくねさんを最後に固めるとか悪意しかない笑」と思ったのが一番面白かったぐらい。「家族」「家」としばった時に、その話が出てこない年もあるよねって感じ。2023/04/30

qoop

9
血族や家にまつわる怪談実話の掌編集。共著者が14人と多人数なためか、内容と視点が多彩。反面、質的にもばらつきがある気も。何だか分からなさが趣味だと感じた三雲央〈賑やかな定食屋〉、ノスタルジックな鳥飼誠〈心霊写真集〉の二編が印象に残る。2017/07/02

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