内容説明
◎「組織の三菱」の金曜会・「人の三井」の二木会・「結束の住友」の白水会 「三大財閥」の経営力をデータ集計のうえで徹底比較! ライバル対決を制するのは、果たしてどこか?日本の三大財閥といえば、三菱・三井・住友。その合計売上は、日本の名目GDPの約4分の1に匹敵するとされ、巨大な“経済圏”を築いている。グループごとの売上や経常利益、利益剰余金、キャッシュフローなどの経営指標から、気になる年収、各財閥の創業者や激動の時代に活躍したキーパーソンの足跡など、三大財閥についてまるごとわかる1冊。伝統と実績を誇るブランドグループ、ブランド企業の次の一手が見えてくる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Keizy-soze
7
【三菱・三井・住友 「三大財閥」がわかる本】 12月11日読了。 2016年122冊目。 日本の伝統的な企業グループ「三菱」「三井」「住友」 良くも悪くも戦前戦後において、 日本経済を築き上げてきた3大財閥における、 現在の価値について多角的な視点から分析。 各財閥の特徴や強み、弱み。 世界市場への戦略と進出度など、 横断的に比較すると面白いほど特徴が出てくるのが印象的。 自分も財閥企業だが、内容に共感できる部分と そうでない部分もあって、やはり、一つの参考データとして 知っておくくらいには有益2016/12/18
nori
5
Flattering articles to the conglomerates. Certainly authors must evaluate disadvantage to national economy and reflation how they made fatal influence to Imperial Japan. Consider Korea and Philippines cases. We must cynically grateful for US occupier. 2017/03/12
Gordon
4
日本の財閥については、第二次世界大戦後の「財閥解体」によって消滅した、ぐらいの知識しかなく、「そういえば解体されたとはいえ財閥名が残る企業グループが多いなぁ」と思い本書を購入。 財閥系の組織する企業とその規模、世界の大企業グループとの対比など「今」の情報のほかに、主題の三大財閥の生い立ち、歴史的背景など網羅的に学べた。 改めて、第二次世界大戦での敗戦は日本経済に大きな影響をもたらし、そこから再起、再編された世の中に我々は生きているという事を改めて認識。 海外進出も含めた今後の動向にも注目しよう。2017/01/15
T-hiro
4
一応、この辺の傍流の会社の一員として、「財閥」とはなんぞや、という事を知りたくて読んでみた。どんな会社が財閥に関連しており、財閥のこれまでと、財閥のこれから、が簡単に解る良い本でした。会社単位の「誰と誰が仲が良い悪い」が解って面白い。あと、独立系なのにトヨタが団体としての財閥に匹敵する規模である、という事が今更ながらよく解った(引き合いに出されてたので)2017/01/03
Reading
3
日本の財閥の歴史は古く三井や住友の両財閥は江戸時代からあり第二次世界大戦後にGHQ により解体されたが現代社会でも経済に多大な影響を与え続けている。 そのなかでも三菱 三井 住友 三大財閥は日本経済の中枢といっても過言ではないと思います。 財閥をテーマにした書籍は他にも読んだことがあるがこの作品はその三大財閥の歴史は勿論のこと社長会加盟企業の決算データ等が紹介されているところが特徴だと思います。 旧財閥の冠企業ではなくても資本関係のある社長会加盟企業も多くそれらの説明もあるので意外な発見が出来そうです。2019/01/18