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内容説明
きれいごとだけでは生き残れない。人を操る「ヒューマンスキル」を手に入れよう!
ロジカルシンキング、プレゼンテーション、マーケティング……
MBAで教えてくれるような「正当派のスキル」だけでは、現実のビジネスは進まない。
上司を操り、部下を利用し、時にはさりげなく、時にはわざと衝突しながら自らの意思を通していく。
経営環境が厳しくなればなるほど、そうした「ダークサイド・スキル」が欠かせないのだ。
本書は、リーダーになるために必要な「7つの裏技」を紹介。
「修羅場企業」のコンサルを多数手がけた著者が、実例にもとづき解説する。
良品計画を立て直した松井忠三氏との対談も収録!
◎7つのダークサイド・スキル
その1 思うように上司を操れ
その2 KYな奴を優先しろ
その3 「使える奴」を手なずけろ
その4 堂々と嫌われろ
その5 煩悩に溺れず、欲に溺れろ
その6 踏み絵から逃げるな
その7 部下に使われて、使いこなせ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まちゃ
60
人や組織に影響力を与え、時に意のままに操る、そんな泥臭いヒューマンスキルをダークサイド・スキルと呼んでいます。暗黒面のフォースとは異なり、「合理と情理を理解して人を動かす」や「リーダーとしての高い使命感」など内容はまっとうでした。ダークサイド・スキルについて理解できても、効果的に使いこなすのは簡単ではないと思います。ダークサイド・スキル習得の動機付けの一冊になりそうです。2017/08/04
hatayan
53
職場の中間層に向けて人間関係のマネジメントを解説する本。 中間管理職は経営層にアクセスできるだけでなく、現場で起きていることを直接知ることができる。ただし立場を生かすには頭脳が明晰なだけではダメで、人間関係のドロドロをさばく能力やトラブル時に腹の据わった対応力といった「ダークサイド・スキル」が求められる。 部下との距離感を適度に保つ、事をなすときはあちこちから能力を借りる発想で臨む、多様性を持たせるためにあえてKYな人を許容するなど、実践には一工夫要るテーマが複数。しばらく時間を置いて再読したい一冊です。2019/01/08
booklight
46
全然ダークじゃない。時代遅れで改革が必要な大企業の中間層向けのニッチな本。言葉もイチイチ盛ってあるが、内容はスタンダードな組織論。筆者はコンサルで対象もしぼっているので、わりと現場に近く参考になることが多った。内容はポジティブでわかりやすいスキル以外にも、必要なスキルはあるよという話。採算が可もなく不可もなくという事業をどうするかが企業の業績改善のカギで、現場もトップにもアプローチできるミドルが大事というのが面白かった。最期の良品計画の社長との対談がとてもよく、作者もまだまだひよっこということがわかる。2019/11/17
naji
37
格好良いタイトルというだけで読みだしていた。内容としては、中間管理職向けなのかもしれない。ただし、『合理と情理のはざま』を理解してこそ、人を動かすことができるや、一貫してやり遂げる事は、すべてに活かせると感じた。2018/06/17
kayak-gohan
35
今から23年前の今日、阪神・淡路大震災が起こり、約63万戸を超える建物の損壊、各所での火災の発生により死者6434人、負傷者43,792人の大惨事となった。この頃の日本経済は1989年末のバブル経済崩壊以降の長い不況のトンネルに入っており、金融機関は多額の不良債権処理に奔走していた記憶がある。当時私は31歳になったばかりだったが、リストラ、リエンジニアリングという言葉を毎日耳にするようになり、企業の変革ということが声高に叫ばれていた。2018/01/17