角川新書<br> 現場から見上げる企業戦略論 デジタル時代にも日本に勝機はある

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角川新書
現場から見上げる企業戦略論 デジタル時代にも日本に勝機はある

  • 著者名:藤本隆宏【著者】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • KADOKAWA(2017/07発売)
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  • ISBN:9784040821528

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内容説明

「じたばたする」現場があってこそ、日本企業の競争力は維持されてきた。IoTやインダストリー4.0と日本企業の関係も考察したうえで、日本に吹く「追い風」の正体を、実証経営学の見地から明らかにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

27
製造業への特に地方の中小企業への明るい展望を説く。とはいうものの、海外からの競争には晒され続けるし、海外にもある程度の拠点は会った方が良いとアドバイス。中国を初めとした新興諸国の賃金が上がり、ITに関わる激しい主導権争いも大敗したが一応は落ち着いてきた。再び、日本の得意とするすり合わせ型の産業がITも混ぜこんだ形で起きてくるのではないかと考察。2019/01/13

Yuki2018

6
現場も見ず、経済論理も学ばず「日本の製造業は終わる」等の悲観論を撒き散らす一部の学者やジャーナリズムへの反論。現場を知る立場からの慎重な楽観論は頼もしい。ポスト冷戦期に、日本製造業は競争に敗れたかに見えるが、これは冷戦期間に生じた中国との極端な人件費差などの特殊要因が主因であり、既に差は小さくなった。今では能力構築で競争する段階に入っており、日本の良い現場が真価を発揮できる環境になった。本社もそうした歴史観を持つべしとの主張。悲観論の中で縮こまった日本人の心を溶かすのは難しいが、非常に共感できる試みだ。2021/08/25

牧神の午後

5
製造業、特に著者の専門分野の組立製造業はあまり詳しくないのだけど、すり合わせ型=自動車産業を中心とした複雑な機器の製造での日本の強みの構築は、戦後の経済成長と労働力不足の時代背景もあってのことなのだけど「現場」はその後のバブル崩壊や金融危機の時代も能力構築に努めて競争力を向上させたので必要以上に日本オワタ的悲観論に支配さっるひつようははない。一方でICTを中心としたプラットフォーム企業など競争の土壌が変わっている部分は、本部での戦略策定に左右されるので、本場の強化と現場連携が必要というのは納得。 2019/06/23

ふなこ

4
すごく力強い言葉がたくさん書かれた本。製造業には「失われた20年」なんてない、現場は厳しい間にも選ばれるために「裏の競争力」を伸ばしてきたのだと言う部分が中でも印象的であった。現場を知ってるからこその経営戦略が語れる人になりたい。2021/10/26

spike

3
産業界の皆さん、ヒステリックな悲観論にポーッと陥っていないでもっと元気出して地道に頑張ろうぜ、ということをファクトベースでロジカルに語り続ける本。ホントにそう割り切れるか?と思いつつ読んでいて元気は出る。2018/10/24

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