- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
明治維新期の人口約3000万人から2006年のピーク時に1億2800万人へ(約4倍)。
そして今度は次の100年で人口約4000万人(約3分の1)へと、物凄い上り坂と下り坂を経験している日本人。
人口1億人以上の大国でこんな上りと下りを経験するのは、人類史上現代に生きる日本人だけなのだそうです。
つまりこの人口減少が続く「下山の時代」の生き方には、まだ正解がない。ロールモデルがない。そういう時代を私たちは暗中模索で生きています。
本書は、そういう時代を「見える化」し、各地でこの時代に相応しい生き方働き方考え方をしている人たちを詳細に取材しています。
例:「長野県小布施~地域DNAをビジネス化する」「課題あるところにビジネスが生れる~平田オリザ」「移住という選択~新潟市岩室温泉」
「複業、継業、みみずの視点の町おこし、福岡県津屋崎」「懐かしい未来探し~小豆島」「積極的下層市民~千葉匝瑳市」「小さな明治維新~島根県海士町」
時代の変化とともに独自のスタイルで歩み始めた人々の、暮らし、仕事、想い。次の時代の生き方がここにはあります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
19
これからの時代の在り方、生き方を考える1冊。小布施は何度か訪れたことがあるので、とても身近に感じたし、少しは知っていたので、さらに納得感が高まった。他の事例もしかり。よくあるハードからの考え方ではなく、いかにして、そこにあるもの、つまりソフト面から考えるかということ。場合によっては、外部の力(移住者)であったり、違う世代であったり、違う視点を入れることが一つ。なんでもそうだが、常日ごろ接している人達の中からは、違う視点を得ることは難しい。まずは、外を見て、振り返り受け入れることからかと思う。2018/01/20
大先生
12
地方でイキイキと活躍する人々を紹介する本です。人口増加期(過去)と人口減少期(現在以降)を部員100人の野球部と部員9人の野球部に喩えて説明する箇所が秀逸ですね。前者ではポジションに特化したスキルを磨き競争しないと試合に出れない。後者では一人でも欠けると試合にならないので相互に補い合うしかないと。本書を読むとGDPにはカウントされない豊かさの存在に気づけます。田舎暮らしに憧れますが、どう生計をたてるかが難しい。憧れだけでは生きていけません。「道徳なき経済は罪であり、経済なき道徳は寝言である」by二宮尊徳2022/09/08
まっちゃん
3
これが最先端の生き方なのかなと思いました。来年から米作りしたいですね2020/11/07
黒とかげ
2
なるほど。興味深いが、どれもこれも雇用を生む産業ではないんだよなぁ。地方に住む人間が全て才能があるわけでもなし。むしろ才能のない人間は都会に住んだ方がいいに決まっている。2020/09/02
イカカイガカ
2
本書に繰り返し出てくる「下山の時代」という言葉。人口減少、それに伴う経済の縮小。否応なく、今の日本はそういう時代を生きている、と。そんな時代だからこその生き方、町や村の活かし方があると説いている。これまでの時代は、経済も会社も成長していく事が前提だった。そういう世界で戦い続ける事と、この本に書いてあるような道を進もうとする事、個人個人で選べる事が大事なんだと思った。個人的には、手塚貴子さんの『稲花-ineca-食べる通信from新潟』の活動、都郷なびさんの津屋崎での「紡ぎ屋」の活動が特に興味深かった。2019/12/10
-
- 電子書籍
- 花とくちづけ 分冊版(7)
-
- 電子書籍
- ばくおん!! 14 ヤングチャンピオン…
-
- 電子書籍
- 最新版 だって更年期なんだもーん 治療編
-
- 電子書籍
- 飛行戦艦「武蔵」遣欧大戦(1) 大西洋…
-
- 電子書籍
- 東京ゲリラ戦線