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内容説明
松下幸之助は、「経営の神様」であると同時に「ものづくり」の天才でもあった――。本書では、著者が松下幸之助から直接受けた薫陶を紐解くとともに、松下電器がどうものづくり、人づくりを行なってきたのか、その強みを明らかにしていく。技術者出身のパナソニック元社長である著者は、若かりし頃、松下幸之助にこんな言葉をかけられたという。「きみ、商品を抱いて寝たことがあるか」「品質管理よりも重要なのは、人質(じんしつ)管理やで」こうした幸之助の哲学が「松下のものづくり・人づくり」の凄みの根幹を成している。また、世に言う「VHS戦争」の際の松下幸之助の決断や、著者自ら経営者として困難をどう乗り越えたか、経営者に必要な3つの資質とは――といった考察を通し、リーダーに求められる器を考える。ものづくりに携わるすべての人や、人づくりに悩むリーダーにぜひ読んでほしい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
8
実を言うと表題買い。「どんな時にも、道はある」。とはいえ、非常に示唆を富む内容であった。「人質管理」が非常に心に残る。2017/09/06
Tatsuya Hashimoto
1
冬休みオススメされ本。日本の「ものづくり神話」は終わりを告げました。これから考えるべきは、地に足をつけた新しい価値の創造です。「新しい価値」を作ることが、日本のものづくりを元気とするカギとなる。「超える時代」から「生む時代」へ。その為の3つのキーワード「知恵」「技術力」「パーソナリティ」。今年はあらためてこの3つを鍛えて高めていこうという思いで過ごす。2025/01/04
HaruAwa
1
元パナソニック社長の谷井さんから見た松下幸之助の人柄、仕事への想いなど、実体験を元に綴られており、とても楽しく読ませていただきました。松下幸之助は本当に人情溢れる人だったんだなと思いました。モノづくりよりも人づくり。商品を作るために一番必要なものは何か?がわかる本でした。2018/05/21