内容説明
《現代の新興宗教の誕生、発展を眺めることで、逆に我々は、仏教の教典や、聖書に記されている奇蹟がまぎれもない事実であったことを知るのである。その限りで、新興宗教の信者たちが、現代における仏やキリストの復活蘇生を信じることを、あながち笑うことは出来ない。諸宗教の誕生、発展、堕落の歴史を眺めれば、神々は絶えず死に、そして絶えず新しく蘇って生れるのだ。》(本文)より 日本における既存の大宗教の神道や仏教が形骸化し、それにたずさわる神官や僧侶が形式的な宗教ルーティンに甘んじて、信者の心の救済に手を貸してこなかった――。今から半世紀前に物議を醸した話題作、待望の復刊本を電子化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しばさん
0
あっという間に読んでしまった。 既存の寺が現代と同じ葬式仏教で、貧しく厳しい時代の庶民の救いとして筍のように宗教ができたのは自然だったのかもしれないなと思う。 立ち上げた人々は純粋に初めても、信者が増えるにつれ変化して現代の微妙な状況に至ったのは仕方ないのかな。 時代についていけてない とバッサリきりすてた表現が連載された当時に書いてあったのがおもしろいなと思う。 あの集団の群れの独特な雰囲気はずっと引き継がれてるのが興味深かった。2017/09/11
アネモネ
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合理的にバッサバッサと叩き切るような感じかと思って手に取ったが、真逆だった。因縁、霊、教祖たる人の神秘的なエネルギーなど、人知で計り知れないものの存在を認めている。驚いた。若かりし石原さんの初出1964年の著書。2022/10/14
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