新潮選書<br> 教養としてのゲーテ入門―「ウェルテルの悩み」から「ファウスト」まで―(新潮選書)

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新潮選書
教養としてのゲーテ入門―「ウェルテルの悩み」から「ファウスト」まで―(新潮選書)

  • 著者名:仲正昌樹【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 新潮社(2017/07発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106037955

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内容説明

『ウェルテル』は単なる〈妄想青年〉に過ぎないのか。『親和力』はなぜ〈私の一番の本〉と評されているのか。『ヴィルヘルム・マイスター』は何の〈修業〉をしているのか。『ファウスト』に出てくる〈ワルプルギスの夜〉は何を意味しているのか。「教養の代名詞」とされてきたゲーテ作品の〈ツボ〉がはっきり分かる完全ガイド。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

35
ゲーテやファウストを冠した商品が今も流通し、名言・箴言が言われるほど有名だが、実際はそこまで読まれていないという。登場人物の行動パターンに一貫性があるわけではなく、何気ない場面の描写に多重の意味が込められているので、粘り強く読むには文学好きという嗜好か根気強さか教養が必要だ。本書はそうでない人のためにゲーテの代表作のあらすじを追い、時代状況と意味を解読している。『ファウスト』では細分化され均質化して個性を失い、金貨のような実体も無い貨幣(紙幣)と、そこから発生する利子に自然の摂理に反する生殖能力をみる。近2023/05/11

10
ゲーテの主要作品(『若きウェルテルの悩み』から『ファウスト』まで)を紐解き、彼の思想を読み解いていく一冊。近代に突入していく時代に、自由市民としての生き方のモデルを文学において追求した点がゲーテの卓越したところだったらしい。 その作品の取っ付きづらさを取り払うという意味で入門書としての役割を果たしている本。 著者の文学に対する距離感から生じる、ドライでざっくばらんな文章が心地よい(変に文学に対して思い入れがない感じ)。その理由もあとがきを読めば納得。2021/11/10

春ドーナツ

10
帯の惹句に惹きつけられて読む。【ゲーテのどこが凄いのか?】「ウェルテルの悩み」と「ファウスト」を一応教養として読んだことがあるのですが、「ふむ。そうか。」と素通りしてしまいまして。本書を読んでいると、ゲーテ氏は一見さんお断りの作家であることが判明。それこそある程度の教養がないとドイツ語で読むのと同じことになります。どこが凄いのかわからない。ギリシャ神話から、聖書、シェークスピア、プラトンから始まる哲学の系譜、それから欧州の歴史・文化の推移が「引き出し」の中に詰め込まれていなくてはならないようです。むむむ。2017/04/30

さえきかずひこ

6
ゲーテの様々な文学作品の読みどころを丁寧にたくさん解説していく一冊。面白いです。「近代化の過程の光と影、「自由な自己形成の可能性」と「眠っていた不条理な欲望ゆえの危険」の両面の絡み合いを、多様な登場人物の相互作用を通して徐々にイメージ化していくところにゲーテの持ち味がある」(p.241)という仲正さん自身によるまとめがまた的確です。ぼくにとってはベンヤミンも論じている小説『親和力』(1809年)についての第二章がためになりました。2018/01/24

ミヒャエル・安吾

4
ファウストは一部しか読んでないんだよなあ2017/02/22

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