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内容説明
どこでも同じように医療を受けられるけれど、病院・医間の「格差」が大きい日本で「がん」になるのはこんなにアブナイことだった! 日本生まれの世界的医療経済学者が、大腸がんになった自分の体をサンプルに、日米の「がん治療」を徹底比較。それぞれのメリットデメリットを厳しく見て、日本のがん医療の問題点、変えるべき点を明らかに!
目次
プロローグ 「医療データ」を分析する学者が「がん」になるということ
第1章 アメリカの医療経済学者、日本で「がん」を宣告される
第2章 アメリカ人が日本で「手術」を受けるということ
第3章 医療経済学者、ハワイで「ケモ」を受ける
第4章 「キャンサーナビゲーター」ががん患者を救う
第5章 医療経済学者が直面した「がん治療」の真実
エピローグ 「終わらない闘い」を乗り越える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小豆姫
7
医療経済学者が癌患者となり、肌身で感じた日米の医療の現実。国民皆保険制度で誰でも自由に少ない負担金で医療が受けられる日本だが病院によって質のばらつきがあるという。かかった病院、医者によって運命が決まってしまうことも。アメリカはいろいろ問題はあるけれど、治療ガイドラインの徹底と情報公開も進んでいるので、医者任せにせず最良の医療を自らが選んでゆける。さすが、自己責任の国だけあるなあ。キャンサーナビゲーションという患者支援のシステムもあって、見習うべきところが多い。 2018/01/10
ハパナ
5
医療経済学という分野がある事を初めて知りました。 医療サービスの供給主体と、費用やその負担割合について分析する分野です。医療を需要と供給の面から見る、ということですね。この本は国際医療経済学者の著者が、自伝と自身の癌闘病記をメインに書いた本です。日本生まれ日本育ちの著者は現在アメリカ人。そして癌外科手術は日本、術後の化学療法はハワイで受けています。日米比較についてサラッとは書いて有りますが、一冊丸々証拠を基に緻密な分析が書いて有ると思うと、拍子抜けするかもしれません。「ガン部位診断名の日米差/任孕性温存」2018/03/10
紫の煙
4
作者は医療経済学者という職業で、自身のがん経験を踏まえての、主に米国制度に関して記述。キャンサーナビゲーターは如何にもアメリカらしい制度。日本の医療が、ベストと信じてはいけない。2017/09/16
Mikiti
1
国の医療制度の違いを知る意味でも良かったが、キャンサーナビゲーターという役割について知ることが出来たのが良かった。2017/09/13
あっきー
0
がんは一生のうちに多くの人がかなりの確率で経験するイベントともいえる。そんなライフイベントにどのように向かい合うのか?日米でも大きな差があり、まずはその差を認識してどうすべきか、しっかりと考えられるようになると良いし、そうならなければならないと思う。2019/09/16