内容説明
伊豆の海に白いポルシェごと転落死した中年男。ところが彼の手帳に、半年前の3億円強奪事件の犯行メモがあったことから、十津川警部らは色めき立つ。しかも共犯者がいて次の犯行を計画中と知った十津川は、亀井刑事をおとりにしてグループに近づくが見事失敗してしまう。十津川警部、生涯最大のピンチ!
目次
1 魅力的な死体
2 留守番電話の声
3 目標を確認せよ
4 決行の日
5 敗北
6 追跡
7 対決
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
「勝手に列車祭」第160弾。この本は1冊あり文庫コレクションは239冊目となり、長編であった。。。 1992年 7月15日 初版。中盤で犯人が分かり、追いかけて捕まえてみると実は違っていて、我らが十津川警部はピンチに陥る。よくよく考えると、最初の事件から、嵌っていたのであった。嵌めたグループも凄いトリックを考えたものだが、吾が十津川警部も後半は冴えまくる。今回は列車や時刻表は関係なかった。 2017/05/31
胡瑯
0
犯人の手口にまんまと引っかかってしまうものの、最後はきちんと捕まえる十津川警部。それにしてもあの手帳の内容はうまくやったと思う。2013/10/13
kenkou51
0
長編 犯人と十津川の知恵比べが面白い。途中まで十津川が犯人のワナにはまってしまい捜査がことごとく裏目にいってしまう。ただ犯人の職業がいつもの西村氏と同じパターンでそこはちょっとマイナス。2013/02/25