内容説明
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アメリカ人の女性が、10歳の息子を亡くし、その悲しみの思いを綴った詩です。
ところが、この詩が9.11同時多発テロの追悼集会で朗読され、とても大きな反響を呼び、瞬く間に世界中に拡散されました。
この詩の素晴らしさは日本にも伝わり、感動した佐川睦さんが著者の許可を得て和訳し、ご自分のサイトで掲載すると、日本でもたちまち話題になり、書籍化されました。
そこからさらに9年の時を経て、
装いを新たにイラスト版が登場。
この詩に心を動かされた500万人のひとりである、大阪に住む二十代の駆け出しイラストレータ・panakiさんが、詩に寄せてどこかなつかしくあたたかいイラストを、描きました。
イラストとの出会いで、詩にあたらしい味わいや感動が生まれています。
忙しい毎日のなかで忘れがちな、大事な人へのやさしい気持ちや、何気ない日常のかけがえのなさを、思い出させてくれる。
そんな1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
70
明日が来ることは当たり前なことではないという、わかっているけれど忘れがちな事実に、今更ながら気付きました。大切な人への思いを素直に伝えて、その人と自分の今日を、最高に幸せなものにしていきたいと思います。素敵なイラストと詩が、心にじんわりと沁みわたりました。2016/05/07
アクビちゃん
52
【図書館】1枚ページをめくっただけで、涙腺決壊! 十歳の息子さんを失ったアメリカ人女性の詩が、9.11追悼の際に朗読され広まったそうです。みんな、明日が来るのが当たり前だと思って生活してますが、それは当たり前ではないんですよね。「明日」を考えて行動する事も大切だけれども、「今日」を後悔のない日々を過ごしましょう~!周りにいるが当たり前だと思っている家族、お友だち、喧嘩別れしたままだと後悔する事になるかもしれないので、仲直りしてから、お休みなさいですよ☆この本、もっと広まるといいですね。2016/03/26
かおりんご
42
タイムリーだったので、手にしてしまいました。もっともっと話したかった。もっともっと感謝の気持ちを伝えたかった。何度読んでも、ぐっと心に迫るものがあります。イラストなしの方も読んだことがありますが、そちらの方がより心に響きます。2016/08/09
りょうこ
42
本屋さんごめんなさい!これ立ち読みで読んじゃいました。多分5分位だったとは思うのですが..。買おうかどうか迷ったんですが結構グサグサと心には刺さってきたので、逆に手元に置いてたら読み返すたびに何かしらの不安に毎回襲われそうで..。そっと棚に戻しました。わかっていても自分には突然大切な人がいなくなるって事が起こらないと思いたいし、考えたくもないって言うか..。でも誰にでも起こりうる事なのだと言うのも理解はしてるので、逆に手元にあると怖いっていうか..。この本自体は素敵な本だと思います。2016/02/14
鈴
35
当たり前の日常がずっと続くわけじゃない。わかってはいても、つい忘れてしまいがち。大切な人を亡くしてしまったら、必ずいろんな後悔の気持ちに苦しめられるだろう。だけどせめて後悔の少ない生き方をしたい。2016/03/04