内容説明
憲法は戦争を放棄している。ところが日本人は戦争とは無関係ではない。遠くはなれた場所で起こった湾岸戦争は、日本が世界の中でいつまでも戦争にほおかむりをしてはいられない事実を突き付けた。戦史・憲法・世界情勢にまたがる広い視点から、日本人の平和幻想をたしなめ、独特の優しい語り口で、しかも厳しい批評眼を持って防衛と安全保障を語る問題の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
8
これはタイトルが秀逸。憲法九条があるから日本は平和なんて本気で信じている知能の著しく不自由な人がこのタイトルを見れば口から泡を吹いてぶっ倒れるんじゃないだろうか。日本の置かれた現状、他国との少なからぬ相違、日米同盟の厳しさ(これは日本がまず自助努力をすることが大前提となっており、これがあるから日本に代って米国が戦うというものではない)、中立国は全ての戦争に無縁でいられるというのは大いなる誤解その他、まあ脳内お花畑の連中には理解し難いことがあれこれ書いてある。これを理解できるのならまだ救いはあるのだが…。2026/04/26
kan
0
タイトルだけでも読む価値ある。永世中立国スイスが国民皆兵ばかりでなく戦時食糧備蓄のために新麦を食べないことに瞠目。自前の安全保障を語って熱い。2016/06/28
謎の読み手
0
もし日本が軍備を放棄したら何が起こるのか?ロシアの北海道への予防進出、中国の海洋進出。アメリカ軍のさらなる駐留圧力。頻発する不審船&海賊。海外旅行先での拉致誘拐。シーレーン封鎖による物価上昇と経済破綻。ローマの昔より、戦争忘れた民族に平和は訪れない。パワーバランスが平和を維持するということがよく分かる。平和は努力しないと維持できないため。お花畑では平和は維持できない。平和を志向する人にこそ読んでいただきたい一冊。
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