ぼくは本屋のおやじさん

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ぼくは本屋のおやじさん

  • 著者名:早川義夫【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 晶文社(2017/06発売)
  • 読書週間の1冊を!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~11/3)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794919717

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内容説明

本屋さんはおもしろいか? いや、この稼業ははたでみるほどのどかじゃない。注文・返品・立ち読み対策、リュック背負って買い出しにも行く。追いまくられる毎日だけど、楽しくしていくのが仕事なんだ──小さな町の小さな本屋のあるじが綴る書店日記。「素直に語れる心のしなやかさがある。成功の高みから書かれた立志伝には求めがたい光沢が見いだせる」(朝日新聞評)「出版が直面する様々な問題を考え直す上で役に立つだろう」(日本経済新聞評)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

96
好きだからと仕事にするとぼやきたくなってしまうのかなあと漠然と感じた。これは、本屋に限らず、どんな職種でも当てはまりそう。就職しないで生きる…だから、楽しいことばかり語ってはいられない。経営の難しさを書かないとと思われたのかもしれないが、苦労の奧にある喜びをもっと書いてもらえると愚痴ばかりと受け取らずに済んだ気がする。どんな仕事も大変だ…。でも、好きなものに囲まれたいのもわかるなぁ。2013/08/01

みっちゃんondrums

25
少し前に読んだ「たましいの場所」きっかけで友達から借りた本。またしても、なんて正直で真面目で繊細で不器用な人なんだろうと、そこにかなり共感する。書店経営の難しさや業界のシステムの不公平を繰り返しぼやくのだけれど、早川さんの生きづらさが表れる。彼は、本を買う売るという行為について、様々な立場や状況を想像して苦悩する。1982年初版の1987年17刷本、奥付に本屋の住所と地図まで載っている。再びシンガーとなって、表舞台に出てきた(?)早川さんは、当時こんなふうに生きていたんだ。2016/10/17

Naomi

22
移動カフェさんのリブライズで、知人のおススメ本。本屋のおやじさん早川さんのつぶやき。グチだったり、本屋さんの裏事情が垣間見えたりして、なかなか興味深かった。詩人の大ちゃんこと原田大助くんが「“ある”ものはみんな大切なんや」って言ってたことを思い出した。本もそうだよね。必要とする人がいるから、ものが存在している。商売って、物とその物を必要としている人を繋ぐ役目っぽい。必要としている人にちゃんと届けるというか。キューピッドみたい、かも。2015/09/20

とし

17
本屋さん、出版業界の裏側を早川さんが早川書店を通して書かれた実話。仕事にはいろいろと事情や苦労があるのだと改めて思いました。2013/08/02

C-biscuit

16
Kindleアンリミテッドで読む。本好きなのでこの手の本は読みたくなってしまう。出版業界というか書店事情をあまり知らなかった。昨今の電子化に伴う衰退という漠然としたトレンドのみでわかっている気になってしまう。この本は取次など業界の独特な仕組みを書店の目線で書かれており、日常の疑問点や本屋の理想と現実が面白く書かれている。著者は音楽業界でも有名だった人のようで、それなりに下地のある人物とも思うが、日々の悩みは庶民的で共感できる。地元でも小さな本屋が軒並み無くなっている。本の買い方も、考えさせられる本である。2018/05/14

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