成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法

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成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法

  • 著者名:加藤洋平【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 日本能率協会マネジメントセンター(2017/06発売)
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  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784820759829

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内容説明

■能力開発の領域で、欧米同様に日本でも近年注目されている成人対象の「発達心理学」。ハーバード大学教育大学院(HGSE)を中心に研究が進み、ロバート・キーガン教授らの成果が『なぜ人と組織は変われないのか』『行動探求』(ともに英治出版)、『なぜ部下とうまくいかないのか』(小社)などの書籍として日本で紹介されています。

■キーガンの理論では、人間の器(人間性)の成長を中心に取り扱うものですが、人間性が高いにもかかわらず、仕事の力量(スキル)は低いという人も見受けられます。そこで本書では、その矛盾を是正するものとして、スキルの成長にも焦点を当てた、HGSEカート・フィッシャー教授が提唱する「ダイナミックスキル理論」に基づく能力開発について事例をもとに解説します。

■キーガン教授およびフィッシャー教授とも親交のあった著者が、日本の人事部門や管理者など能力開発を担う実務家を対象に、スキル開発のメカニズムとプロセスを解き明かし、その実践法をわかりやすく丁寧に解説します。そして各項目ごとに「成長レシピ」というエクササイズを設け、本を読み進めながら実践を行う内容になっています。

■また、本書の内容を補完するコラムは、コーヒーブレークとして楽しい内容ばかりです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねお

13
人の成長とは人間としての器の拡大・深化と具体的スキルの獲得・向上が進歩と後退を繰り返すダイナミズムの中でなされていくこと。構成するサブ能力を特定し、能力レベルを把握した上で、人の助け(スキャフォールディング)を得ながら達成できる課題に、レベル・環境変化=ノイズを組み込みつつ取り組む必要がある。成長プロセスは人それぞれ。成長支援はcan’t do領域を減らしcan doにするだけでなく、can’t do課題を与えることも重要。具体的体験を内省し自分の言葉でその体験を抽象化・言語化すると具体的体験が再現性ある2022/08/03

ともふく

11
再読。納得感のある内容。人間の能力の成長を科学的に説明してくれる本。経験を振り返り、言語化する習慣をつけよう。2021/09/02

たくみくた

11
49冊目。良書。人間としての「器」の成長ではなく、「能力」の成長のプロセスとメカニズムを解き明かした本。成人における成長とは、「言語によって1つの現象をどれだけ深く捉えられるのか」の度合いが増していく過程。あるいは、「既存の知識や経験をいかに深く活用できるか」という知識や経験の活用度合いが増していく過程。/能力開発や成長支援の肝は、「can't do」を「can do」に変えるだけではなく、絶えず「can't do」に取り組み続けることができるか2021/06/21

たくみくた

8
54冊目。再読。私たちは年齢を重ねるごとに、発達範囲が広がり、他者からの支援がより必要になる。より高度な能力を獲得するためには、他者からの支援を得て、最適レベルを発揮していく実践を行うことが重要。とかく成人になると、独力で多くのことができると思い込みがちです。しかし、これまでの説明のとおり、それは誤った認識です。そして大切なのは、自分の能力が高まったと過信して、1人で実践に取り組むことを継続していると、それは機能レベルしか発揮していないことになり、能力がそれ以上成長することは非常に難しい、ということです。2023/11/15

とみー

6
「思考能力には、物理学でいうところの「位置エネルギー」があり、実践力と密接に関係している。要するに、私たちの思考能力が高さを増せば増すほど、思考能力の位置エネルギーが高まります。」 ここが一番刺さったかな。抽象性や多面性のある思考ができるようになれば、言葉のもつ力が増大する。事物の特徴を点・線・面の順で捉えられるようになっていく。 本全体的には、自分にとってはちょっと簡単めだった。2020/12/17

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