人狼知能で学ぶAIプログラミング - 欺瞞・推理・会話で不完全情報ゲームを戦う人工知能の

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人狼知能で学ぶAIプログラミング - 欺瞞・推理・会話で不完全情報ゲームを戦う人工知能の

  • ISBN:9784839960582

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内容説明

コミュニケーションゲームにおける人工知能の最先端がここにある!

将棋と囲碁の次に人工知能が取り組むゲームは人狼です。――松原仁氏(はこだて未来大学副理事長・システム情報科学部教授/人工知能学会前会長)

人を知り、人と遊び、人を出し抜く、人狼知能!――三宅陽一郎氏(日本デジタルゲーム学会理事/ゲームAI開発者)

「人狼ゲーム」とは、村に紛れ込んだ人食い人狼を、お互いに自分自身の正体がばれないようにほかのプレイヤーと話し合いながら、村人チームと人狼チームの生き残りを競うゲームです。与えられる情報に限りがあり、さらにプレイヤーごとに情報量に偏りがあるという「不完全情報ゲーム」で、騙す、嘘を見抜く、揺さぶるなど、「心理的な」駆け引きが重要になってきます。将棋や囲碁のように、お互いの情報が開示されている「完全情報ゲーム」における人工知能の研究は進んでおり、次のフロンティアは不完全情報ゲームであると目されています。

本書では、AI同士で人狼ゲームを行う「人狼知能」を通してAIプログラミングを学んでいきます。

AIプログラミングの解説は数多くありますが、サンプルの実装ではなく、ここまで明確な目的を見据えた実装は多くはありません。本書を参考にして、強い人狼知能の開発や人狼知能大会への参加、さらには、推論や自然言語によるコミュニケーションが可能なAIといった応用へと踏み出してください。また、人狼知能エージェント同士を戦わせる「人狼知能大会(プロトコル部門)」を連覇中の最強エージェントのアルゴリズム解説も掲載されているため、脅威の人狼発見率を誇るプログラムの実際を知り、自分のエージェントに組み込むことも可能です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

7
2017年刊行。「将棋と囲碁の次に人工知能が取り組むゲームは人狼です/松原仁」。2015年、情報処理学会がコンピュータ将棋プロジェクトの終了宣言。ほどなくアルファ碁が実質的にコンピュータ囲碁も終わらせた。CEDEC2015にて第一回人狼知能大会が開催。「人狼BBS」準拠。第二回までは命令を限定したもの。第3回から自然言語部門も。2020/03/01

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長期休暇を利用してAI的なものの勉強をする片手間でFOD無料体験を利用して人狼を見つつハンゲの人狼ゲームをしていたら、両方合わせたような本書を勧められたので購入。 現在、完全情報ゲームにおいては、チェス、将棋は既にAIが優位に立っており、囲碁も時間の問題と見込まれている。 今後は不完全情報ゲームの世界でAIを活躍させるため、人狼ゲームに白羽の矢が立ったらしい。 人間社会でAIが人の仕事を奪うには、単純労働以外では不完全情報の環境下に対応する必要がある。その研究が始まったばかりなら、定年までは安泰だろう。2017/08/26

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