内容説明
もしもあの日、好きと伝えていれば…。最愛の幼馴染・遥と死別した瑛太は、想いを伝えられなかった後悔を抱き、前へ進めずにいた。そこに現れた“天国の郵便屋”を名乗る少女・みやびは、瑛太に届くはずのない“遥からの手紙”を渡す。「もう自分のために生きて」―そこに綴られた遥の想いに泣き崩れる瑛太。ずっと伝えたかった“好き”という気持ちを会って伝えたいとみやびに頼むが、そのためには“ある大切なもの”を失わなければならなかった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロロシ33
11
いつかは誰か死ぬ 早いか遅いか>_< 人は後悔ばかりだと思うけど。 あの時ああしてればといつも思う。 自分で選んだ道だけど、答えなんて見つからない。だから好きと言う気持ちはすぐ伝えたいと思う。 それこそ当たって砕けろみたいな感じで よく分からん感想でゴメンナサイ 2017/10/31
すぅさん
6
最近好きになったスターツ出版文庫×手紙。読むしか無いわーと思い読んでみた。想像以上に世界観すばらしく、深く、メッセージ性強い!!若者向けの小説なのだろうけど、侮れない。むしろ感受性ゆさぶってくる。私がリアルで手紙のやりとりで自分と向き合ってる実感があるから、より感じるものがあるのかもしれないけれど。うん、良かったです。2024/03/10
yamakujira
6
同じ高校に入ったのに、急逝してしまった遥に想いを伝えられなかったことを悔やむ瑛太は、転校性のみやびに遥からの手紙を渡される。女子をいきなり下の名前で呼び捨てる瑛太の軽さに呆れるし、みやびの入学に関わる手続きが不可解だったり、死後の世界の混雑を突っこみたくなるけれど、ファンタジーに水を差すのは野暮だから、まあいいとして、あまりにも薄っぺらくて投げ出したくなった。でも、なんとか読め切れる軽さは読みやすさでもあり、中高生にはストレートに伝わる恋物語なのかもしれない。大人が読んじゃダメだな。 (★★☆☆☆)2018/06/22
ベア
2
娘から借りた本。かけがえのない人を失い、目標まで見失った男子高校生の再生の話。本当に唯一無二の二人だったのだな。2017/06/08
おおまさ
2
あっちとこっちが、郵便屋さんで繋がって。あり得ないと思っているからあり得ないのかも。そうだと想えば、そうかもしれない。 2017/05/13