内容説明
感情表現が苦手な高2の理緒は、友達といてもどこか孤独を感じていた。唯一、インスタグラムが自分を表現できる居場所だった。ある日、屈託ない笑顔のクラスメイト・颯太に写真を見られ、なぜかそれ以来彼と急接近する。最初は素の自分を出せずにいた理緒だが、彼の飾らない性格に心を開き、自分の気持ちに素直になろうと思い始める。しかし颯太にはふたりの出会いにまつわるある秘密が隠されていた…。彼の想いが明かされたとき、心が愛で満たされる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しお
21
再読本。理緒は私とほんとに似てるなあ。私にも、私を見てくれている人、いるのかな。いつか、私も自分で光ることができるようになる日が来るのかな。今はただ、その日が来ることを願うしかないけど。2018/12/08
ミヤビ
18
コンプレックスは誰にでもあるから、共感できやすいと思う。SNSが絡んでて、とても今時のお話。キュンキュンしたい方にオススメ。2018/07/17
sou
12
恋愛小説かと思ってた。ただ違うんだよね。いい意味で裏切られたよ。゚( ゚இωஇ゚)゚。 女性同士の友情の物語でえれなも理緒も本当にいい子達で引き込まれます。 『私なんて…』は本当にダメですね。2017/10/05
ぶなぶな
11
人気者の幼馴染・えれなにどこか劣等感を持つ理緒はインスタグラムが唯一の居場所だった。体育祭の準備をきっかけに、理緒は颯太という男子と関わるようになり…という話。SNSがそこそこ深く絡んでくるのは割と珍しいかも。かなり平易な文章で誰でも読みやすいと思う。颯太に惹かれる一方でえれなの想いに遠慮して、板挟みに苦しんで動けなくなっているのが辛い。自分に自信がないから颯太の気持ちを全く勘違いしてひどくすれ違ってしまうが、きちんと面と向かって対話して親友との絆を再確認できて良かった。えれなめちゃくちゃ良い子。2020/02/14
めぐみ
9
タイトルに誘われて読んで見たけど???2022/10/07