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内容説明
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日本古典文学の名作、鴨長明『方丈記』の本質を、少女と猫の会話方式&イラストでわかりやすく語り直す。『方丈記』の本質とは…どんな出来事にも動じることのない“受け止める力”を描いているところ。実際、東日本大震災の直後に『方丈記』が注目されたのは、もういちど自分たちの足下を見つめ、生きていくためのヒントを得たいという想いがあったからでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやめ
12
最近は古典に興味引かれています。方丈記って、こんなとりとめのない話だったのか。。。オチはないんですね。何でも手っ取り早く答えや正解を見つけたがる世の中ですが、正解なんてないのかも。その日その日の暮らしがあるだけ、今日1日を生きてくだけ。諸行無常の考え方はなんか寂しいって思う私は凡人です。訳が超意訳だったので、ゆっくり原文を読んでみたい。2019/03/20
みっちぃ
7
方丈記は昔から好き。と言っても、学校で習う範囲でしか読んだことないんだけど、あの語感とか、雰囲気が好き改めて読んでみようと思って、まずは入門編として。とても読みやすかった。2018/01/13
ユーユーテイン
6
17歳の高校生、希海(のぞみ)ちゃんが、ネコから鴨長明の人生と『方丈記』に書かれた知恵を学ぶお話。長明は18歳で父と死別した。23歳で安元の大火、26歳辻風、27歳養和の飢饉、31歳元暦の大地震と4度の大災害に見舞われている。その後、歌人として活躍もした。天災を生き抜き、何ものにも奪われぬ教養を身につけた長明が、隠遁して手に入れたライフスタイルは自然体だ。希海ちゃんも長明の生き方に励まされ、自分の生活を愛おしみ始める。激動の時代に対応するために、生活をミニマルにしておく必要があると改めて感じた。2020/05/05
coldsurgeon
4
鴨長明「方丈記」の超訳ダイジェスト本。原文自体のレトリックが好きだが、その内容も心惹かれるところは多くあり、著者がどの部分に人生を受け止める力を感じているのか気になり手にした。生きづらさを感じることは日常的となっており、絶望とも思えることもある。あきらめたとしても川の流れのように人生は続いていき、孤独であることに素直に向き合える素晴らしさに、人生を受け止める秘密があるのだろう。2017/08/24
keradokena
2
ほんの少し生きづらさを感じる女子高生と猫生豊かなのら猫の会話形式で進む、方丈記のつまみ食い解説。あとがきにある参考文献を読もう。