フロックの確率

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フロックの確率

  • ISBN:9784822285494

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内容説明

偶然の巡り合わせ(フロック)を数学的に解明していく読み物です。数学者である著者のまわりで起こったり、小耳にはさんだ偶然の一致について大胆な推測で確率を計算すると、巡り合わせの不思議さはそこを見るだけだからであるという分析結果を解説します。実際に起こる確率は、案外ポーカーの役の出現率程度であるとしています。
第1部で奇跡的とも思える数々の偶然の一致の実例を挙げていき、第2部で説明する確率や統計の数学の知識を使って、第3部でそれらの偶然の一致を数学的側面から解釈していきます。
感覚的に偶然の一致で「そうは起こらない」と思われた出来事が、実はポーカーの役のようにある程度の確率で起きることを示したり、その逆もありうるということで、確率についての感覚を補強します。
さらに「人はどういうものを偶然と思うか」を数学の言葉で解説します。第4部では、解釈が難しい確率関連の事象の分析を試みます。
また、確率論の歴史、人の感覚とはそぐわない期待値などにも触れます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二階堂聖

5
おもしろそうな雰囲気は全編に漂っていたが、実際におもしろいかどうかは…。 何かが起きる可能性が少しでもあるなら、いくら可能性が低くてもいつかは必ず起こるんだよという話を、もろもろの例を出しながら解説という感じかな。『巡り合わせをわかりやすくする適切な方法となる数理モデルが少なくとも二つある。一つは誕生日問題で、これは23人の集団があれば、そこに同じ誕生日の人が2人いる可能性の方がいない可能性より高くなることを教えてくれる。(P126)』2017/10/09

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