内容説明
「カウボーイって、今でもいるの?」
と、周りの誰もが言った。
20年以上持ち続けたカウボーイへの憧れにケリをつけようと、電通コピーライターの職を捨て、僕はカナダの牧場に立った。そして、あまりの広大さに息をのんだ――。
そこに生きるカウボーイたちとの仕事を通して、人としての「在り方」を見つめる、冒険の夏。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
28
ひと夏のカウボーイ経験。台所の壁の装飾板の言葉“cowboy up”は、日本語にすると「でも、やるんだよ!」か。田舎在住の強みは、日本のカウボーイをすぐに見に行けること。いい本だったなー。2017/08/19
Latica
5
安定した会社員生活を辞めて、憧れのカウボーイ生活へ。カウボーイという言葉は誰もが知っていても、現代の実像はあまり知られていないだろうし、僕も知らなかった。大小の機械を駆使して広大な放牧地を管理する畜産・農業従事者、というかんじなのですね。小回りが効くことからいまでも馬が欠かせなかったり、輪投げもみんな練習していたり。筆者がたまたま知人のご兄弟でびっくりしました。2017/08/11
gagayuta1990
4
電通の元社員の方が一夏カウボーイとして過ごした話。 カウボーイとはどんな仕事かと聞かれても答えられない。 興味がある、だから仕事を辞めても現場にいく。 その行動力を自分も持ちたい。 ジェイクという日本人カウボーイの方が、 もう夢は叶った。 しいて言うならこの生活がこのまま続けば。と言う言葉に感銘を受けた。 異国の地で生活をするに至るまでには色々な葛藤や歩みがあったのだろう。 それでも自分の選択を揺るぎなく決めれる勇気が素晴らしいな。2017/07/23
読書熊
2
オフィス街で窮屈な読者の心を大平原へ連れて行ってくれる。カウボーイの仕事場に飛び込んだ元広告マンのレポート。憂鬱が吹き飛ぶ優しい本でした2017/10/23
ninoko
1
途中でギブアップし日本人の悪印象を残して帰るわけにも行かないとのプレッシャーを抱えながら毎日ヘトヘトになるまで作業する。牛、馬、牧草、穀類を相手に、それらを囲い追い立て刈取り丸め収穫する。使う乗り物、重機は壊れ都度直す。繰り返す日常、彼らは遅くまでよく働く。優しさや気遣いが言葉で表されなくとも、ショータもめげずくさらずに働く。 飾ることのない貴重な体験を読み終え、清々しい疲れを感じた。 日々の暮らしに直接関連することはなくても明日のため来週のため先々を見据えて行動する姿を真似たいと思う。2018/12/06
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