内容説明
銀行マンは経営危機のカジノを救えるのか。
日本初の公営カジノ第1号が誕生して半年。カジノ中毒者の自殺をきっかけに、早くも経営難に陥っていた。そこにカジノ立ち上げ時のスタッフだったアメリカの銀行マン・遠藤龍介が呼び出され、経営立て直しと出資先でカジノのオペレーションを委託しているアメリカ企業との交渉窓口を任される。そのセブンヒルズカジノは、4か月で黒字化できなければ株主としてアクションを起こすと言ってきた。
M県に誘致した立役者の岸田知事、副知事の子息内山達哉らと意見を交わし、部下の長岡と現状の洗い直しを進める龍介。内山と龍介は大学の同窓で、かつて内山の妻亜津子をめぐって争った仲だった。亜津子も、銀行からの出向社員としてカジノ再建に関わっていた。
カジノの敷居を低くするための方策を考えるとともに、1回の滞在で数千万円を賭ける世界中のハイローラー(ヘビープレーヤー)をどう開拓するのか。
龍介に届く脅迫状や密告、龍介を尾行している謎の「目」を気にしながら、
さまざまな試みが功を奏し、徐々に黒字化に近づいていたのだが、一方で大がかりな犯罪が進行していた…。
いくつものどんでん返しが待ち受ける、サスペンス感満載の経済小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
6
果たしてストーリーに国営カジノが必要かどうか悩む点がないわけではないが、カジノについて未知な部分が見られたようで、その点は印象的であった。同時に日本的な問題も少なからずあり、いざ進めるとなるとこういうこともあるのかもしれないと思いながら読み進めていった。2024/06/18
K.T
1
多分実家にあった本。600ページ弱の大分量。日本初のIR建設で地方再建に挑戦する田舎の県庁に派遣された現地採用の銀行員が主人公。著者はラスベガスにオフィスを構える元金融マンとの事で、かなりカジノのオペレーションとドロドロの金融業界の世界の記載がリアル。そのほとんどが色んなしがらみで上手く行かない状況にページを割かれているので、読んでて苦しくなって来る。自分なら出来るか?いや、無理だなぁ。カジノのイカサマを統計学の見地から見破るというのは面白かった。終盤ちょっと面白くなったけど、長過ぎですね。★★★☆☆2022/11/28




