内容説明
めいっぱい生きる。
NYブルックリンひとり暮らし。どこまでも走り続けたい。
ニューヨークで暮らすようになって、もうすぐ20年になる。
ここでは「シングル=不幸」と思わせるプレッシャーがない。
周りには、果敢に恋愛や別れを繰り返しながら、社会の中で生き生きと頑張っている女性が山ほどいる。一生懸命生きれば生きるほど、
人生は簡単ではないけれど、せっかくだったら、フルスロットルで
めいっぱい生きたい。だから自分の足を減速させるピンヒールははかない。
大都会、シングルライフ、女と女と女の話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
95
大学院から憧れのニューヨークに来て20年経ち、40代になった。結婚と離婚を経験し、今はシングルを楽しんでいる。でも寂しさを感じることもたまにある。「女として生きるということは、結婚する、しない、子供を持つ、持たない、仕事を続ける、辞める、といった選択肢の中から自分の道を選ぶということだ」周囲の女性たちの人生の選択を取材して「生きる」ことを見つめたプロジェクト。しかし最も印象に残ったのは、10年連れ添って別れた元夫の死を綴ったもの。義理の母や妹と共に泣いて、彼から教わった数多くの言葉を思い出し、死を悼む。2023/11/16
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
58
読みやすかったので、買いたい!( ̄ー ̄ゞ-☆けど、文庫本が無い?!Σ( ̄□ ̄;)2018/11/25
羽
27
佐久間さんの周りにいるニューヨークに暮らす女性たちの生き方について書かれたエッセイ集。自分の人生はこれで良かったのだろうか、選んだ道は間違ってなかったのだろうか、と不安に思ったら、わたしは迷わずこの本をもう一度読む。シングル、特定のパートナーがいない、子どもがいない、体調を崩して働けない、最愛の人を失った...自分が置かれた状況について周りと比べてしまう人が読んでも、きっとすごくラクになる。他人と自分を比べない。等身大でいる。選んだ道が最善の道。肩の力を抜いて生きていこう、と思える本だった。2022/07/15
ココロココ
20
読書会の課題本のため読んだ。女性による女性のためのエッセイ。自分の周囲の友達や自分との関わりを赤裸々につづってあった。なぜアメリカで生活することにしたのか。なんだかんだいっても、自分とは折り合いをつけていかなくてはいけない。自分は自分だから。たくましく力強く生きる筆者の生き方がとてもまぶしい。2019/02/22
Salsaru
15
正解はなくとも、社会的な要求はあるけど、それには合理性はない。自分がよければ、それでいい。insecureの件が個人的にはよかった。自分の道でがんばるぞ。2017/06/25