ベスト本格ミステリ2017

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ベスト本格ミステリ2017

  • ISBN:9784062990981

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内容説明

2016年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選びぬいたベスト作品集!新本格30周年――今読むべき、最先端の本格ミステリがこの一冊に!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうちゃ

22
☆4 本格ミステリ作家クラブが選んだ2016年のベスト本格ミステリ短編10編&評論1編。巻末に解説と本格ミステリ作家クラブ活動報告も。ミステリ好きなのでほとんどの作家さんは他の作品を読んだことがあり、なかにはシリーズ作品の単行本化が楽しみなものもある。いい感じにミスリードされた葉真中 顕さんの[交換日記 ]に一番ミステリらしい面白さを感じた。2017/07/08

✿yoko✿

18
西澤保彦目当て。裏切らない安定感。日本推理作家協会セレクトの『ザ・ベストミステリーズ2017』と2編ダブっていました。『本格』とはなんぞや??と毎度思ってしまう。『早朝始発の殺風景 青崎有吾著』田舎ののどかな早朝の電車の中での推理合戦が面白かった。いつかまとめてこの人の作品を読みたい。『交換日記 葉真中顕著』大好物の叙述トリック!!グロさもありで良かった。2017/09/20

のりすけ

17
青崎さん抜群に面白い。ラスト一行で戻って見返したら「ウワァ!」。こういうの大好き。葉真中さんも良かった。怪しいとは思ってたけど。似鳥さんは、くすっと笑える注釈でポイントアップ。井上さん、そっちかーーー!と驚き。全体的に質はかなり高め。毎年楽しみにしております。2018/03/09

かおりん

16
取っつきにくいものから分かりやすいものまでアンソロジーで楽しめた。「何かが足りない方程式」ホテルで発生した殺人事件の容疑者を私立探偵が解決する。「早朝始発の殺風景」高校生男女の互いを探る心理戦がおもしろい。「鼠でも天才でもなく」は既読。「交換日記」男女の刑事のコンビと、妻からの描写が絡み合う。佑司に対して「後輩として接してもいいし、捕まえてもいい」というのが結果として上手くおさまっている。事件の内容はもっと他のものだったなら…「琥珀の心臓を盗ったのは」もヒューマンミステリで良かった。2018/03/04

すきま風

16
ノベルスならではの上下段になっている文字は個人的には読みやすいのだが、ミステリの中でもやはり好みがあり、苦手なジャンルのものは苦戦した。未読の作家の作品もあるものの、なかなか興味深いのもあり面白い。青崎さんはやはり上手い!あと自分好みだったのは、葉真中さん!収録作品の中で唯一の警察小説なんだけど、大どんでん返しに見事にやられた!この流れの中でこの小説は、全く予想していなかっただけにまんまと騙されてしまった。前に読んだ本も面白かったし、ほかの作品もぜひ読んでみよう。2017/12/08

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