内容説明
システム構築は、いま複雑化しています。多様な要求を満たし、拡張や保守による変更に強く、十分な可用性を持ち、堅牢なセキュリティを保つ必要があります。そのために重要なのが「ITアーキテクチャー」です。
本書は、このITアーキテクチャーの策定を、初心者から中級者向けに解説するものです。日本IBMのITアーキテクト陣が、各々の経験を基に執筆しました。
1章では、初めての人がまず求められる基本を解説します。ITアーキテクチャーの構造を左右するインプットである「要求や制約」をどのように定義するか、から入り、各種モデルの作成方法を説明します。
2章では、実践に使える応用として、近年登場した技術を基に、アーキテクチャー策定のノウハウを解説します。クラウド、アジャイル、AI、IoT、FinTechといったシステムを構築する際にITアーキテクトが知っておくべき内容を紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nappyon
0
確かに基礎(理念、考え方)から実践(開発中にどのような資料を作成していくかなど)までカバーしていて、入門として良かった。アーキテクチャーとは何かというところから抜粋。「システムがどのようなコンポーネントを持ち、それぞれのコンポーネントがどのような機能を持ち、静的及び動的にどのように関係して動作するかを定めることによって、さまざまな要求を満たすシステムの基本的な構造を定義したもの」(p.13)。複数の要素の優先順位を考えて調整した解を組み合わせた結果=全体としての最適解を目指してアーキテクチャー策定を行う。2019/01/15
-
- 電子書籍
- First Stageシリーズ マーケ…
-
- 電子書籍
- また あえたね