内容説明
スキーバスのダム転落事故から生還した四人の男女は、八ヶ岳の山荘で共同生活を始めた。名誉ある余生を送ろうと、山荘は「誉生荘」と名づけられた。ところが、近隣に新興宗教の施設が建設され立ち退きを要求される。さらには、迷彩服を着た正体不明の集団や暴力団の影がちらつき、夜間に銃声も聞こえるようになる。彼らは、人生の誇りを賭けて敢然と立ち向かう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
69
スキーバス転落事故で九死に一生を得た4人が共同で生活を始める。余生を誉れで生きるという思いを込めた「誉正荘」に暮らすがここに韓国の!!!新興宗教の魔の手が襲い掛かる!!!時代の正鵠を得た内容。ホームレスに実弾射撃して辻斬りを試みる等残虐の限りでたとえ小説でも虚しく悲しすぎる😢蜜蜂の攻撃にスカッとする。2022/08/13
ナツゴロウ
4
多数の死者を出したスキーバス転落事故の、生き残り4人が、八ヶ岳の山荘「誉生荘」で共同生活をすると話でした。 それぞれの過去があり、山荘での生活がそれぞれの過去とまた向き合わせる展開、、と思いきや、近隣に暴力団が引っ越してきて、無武器で立ち向かう話になり、自分が想像していた話とは違った方向に進んだものの、それはそれで楽しめて読めました。
wankousan
2
森村誠一氏ならではの小説だった。タイトルは忘れたが同じような小説を読んだことがある。突っ込みたい処も多いけれどやっぱり彼の作品は面白い。2020/04/10
ひつじパパ
2
有働の人を再生させる力は凄いと思った。一見、登場人物も均等に描かれていて、主人公は誰?と思ってしまうが、誉生荘を取り仕切る有働こそ主人公である。各々が前半生を洗い流して、勇気を持って後半生を開き始める。その善性と前に進もうとする力をあたえて育ててくれるのが、誉生荘であり、ひいては、陰でそっと暖かく見守っている父のような存在の有働である。私もこうゆう場所があるなら、俗世間を洗い流して共同生活のなかで、自分のいい部分を育て磨いていきたい。2019/08/16
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