内容説明
長者や賢人から直接伝授された、飾らない《叡智》
本書は、アメリカ在住の日本人女性ジャーナリストが部族の長老や賢者たちに教えを請い、交流のなかで直接伝授された、まさに“書物よりも賢い言葉”をまとめたものです。不安と不信が渦巻く今こそ、素直に耳を傾けてほしい優しい癒しに満ちたー冊です。
※本書は1999年9月に小社から発刊された同タイトルの単行本を文庫化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいてぃ〜
26
再読。何となく急かされて過ごしている気がして、示唆に富み、ゆったりとした世界観を持つインディアンの言葉に触れてみたくなった。やはり、じんわりと沁みます。よくある自己啓発本に書かれていそうな内容の言葉が沢山あるけれど、自己啓発本は「売らんがな」感がある鋭い言葉、インディアンの言葉は本質を優しく説いたものに感じた。『素晴らしい夢を見て、それを行動に移せ』とか『慎ましく食べ、慎ましくしゃべる。そして誰も傷つけない。』という言葉が今回は強く印象に残った。また読むと思うが他のインディアンの言葉の本も読みたい。2017/09/20
Koichiro Minematsu
25
そうか、記憶に残っていなかったが、約4年前に読んでいたのか(笑) 再読して心に引っ掛かったのが、「怒りは自分に盛る毒」「ひとりの敵は多すぎ、100人の友は少なすぎる」だった。いずれもホピ族の格言である。また、終盤にあるホピの創世記によると、天罰で滅びる失敗を繰り返し、その生き残りで、過去の過ちから学び、地球の番人になることを「大いなる神秘」に誓って第4の世界である現世に出現したのがホピ族の祖先だ、とある。これは、今の自分にとっての教訓だろうか(笑)2019/01/29
かいてぃ〜
21
以前読んだ衛藤信之さんの本に、やたら「インディアン」という言葉が出ていた為に気になってしまった…。インディアンの言葉に何か響くものがあるのか?という浮かんだ疑問を解決する為に、読んでみた。なるほど、穏やか且つシンプルな言葉が癒しを与えてくれる感じ。『生きている間によく生きろ』『こころからの言葉は書物より尊い』『怒りは自分に盛る毒』など響く言葉がいっぱい。そして「ん?」と感じたのだが、何処となくブッダの教えにも通じる…。自身、色々と不勉強な事が多いが、普遍的な真理と呼べるものは相通じるものだと感心した。2016/11/07
キー
11
ニューヨーク在住のエリコ・ロウさんの1999年の著作。 アメリカ・インディアンに伝えられる叡智を、全13章に分けて解説した内容です。 各章、叡智の言葉をいくつかと、伝説を一つ、最後にエリコさんの解説が書かれる、という構成になっています。 最後の第13章に配置された、道化師のようなヘヨカという存在、この本で初めて知りました。 笑いもメディスンである、という概念が、最後の章で説明されるという構成が素晴らしい。 この概念を最後に置くことで、この作品の読後感が、晴れやかで軽やかなものになっていますよ。2021/04/23
Tomoko.H
11
自然を敬い、とことん謙虚な生き方のインディアン達。物語で伝えられてきた、というのは興味深い。どんな説明より、その真理を伝える物語の力を知っていたのだね。『生きている間によく生きろ』_たまたま直前に読んだ本から、特に印象深くなってしまった格言。2016/03/05
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