内容説明
創業1912年、100年を超える日本最古にして最強の芸能プロ・吉本興業。
今や6000人以上のタレントを有し、番組の企画制作、配信までも牛耳る。
トップが変わろうが、人気タレントが翳ろうがその増殖はとどまることを知らず、「大阪」からあふれ出して全国を制覇。
さらに異業種や海外市場にも浸食を始めてみたり―。
この会社、いったい何をたくらんでいるのか?
世界的に見ても「ケッタイな会社」である吉本興業の創業から現在に至るまでを詳細に描き、その正体に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライアン
13
6年前初めて大阪に行ったとき、なんばグランド花月に行った。生の舞台の迫力は凄くまさに「笑いの殿堂」だと思った。大阪=吉本くらいのイメージだが戦前は東京まで制覇したこと、戦火で劇場が焼失した後は映画館とボウリング場経営で成功し、大阪の笑いのプロダクションとしては長く松竹芸能の後塵に拝していたことは知らなかった。笑福亭鶴光や鶴瓶など松鶴一門は松竹なのに何故仁鶴だけ吉本なのか謎だったが疑問は解けた。吉本というのは抜け目のないケッタイな会社だな、なんかデカくなりすぎた感もあるけど2015/08/22
Prussian_Blue
6
大阪のベッタベタな笑いが好きな著者とは笑いの感覚は合わなさそうではある。そういった「合わなさ」が全編に漲る、よく分からない身内目線満載のルポで読み通すのは苦痛だったが吉本の歴史の一通りの知識は得られたかと。あ、一時期カウスのスキャンダルが突然出てきて、何で今?と思っていたがその理由が分かったのは儲けもの。D2016/09/12
WS
1
吉本興業の歴史、内実に切り込むところ、読みごたえ抜群。2022/06/18
ばんぶー
1
吉本興業の正体。2022/02/14