幻冬舎時代小説文庫 孫連れ侍裏稼業 仇討旅

著者名：鳥羽亮【著】

幻冬舎（2017/06発売）

• ISBN：9784344426252

内容説明

家督を譲った嫡男を妻女もろとも何者かに惨殺された伊丹茂兵衛。江戸と国許の連絡役である先手組から、下手人と思しき二人の男が江戸に向かったと知らされ、孫の松之助を従えて出羽国を後にした。なぜ倅夫婦は殺されたのか？　仇討ちを誓う茂兵衛だったが、暮らしのため、いつしか闇の仕事に手を染めるようになっていた。新シリーズ、第一弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[いつでも母さん]

鳥羽さんの新シリーズ1巻目。長屋に住んで裏稼業。まずは勾引かされた呉服屋の娘を救い、一味を成敗することからこのシリーズは幕が上がる。家督を譲った息子夫婦を惨殺した藩士二人を討つために残された孫・松之助と江戸の長屋に落ち着き探索と孫に稽古をつけながら生計を兼ねてに裏稼業。武士しか切らぬのが信条。ちょっと『はぐれ長屋の用心棒』が頭をかすめるが、こっちは孫と爺さま。なんとか仇討を遂げさせてやりたいものだ。

2018/07/03

[とし]

孫連れ侍裏稼業「仇討旅」1巻。新シリーズ展開が早く面白いですね剣戟シーン迫力あります次巻が楽しみです。

2017/10/01

[とく たま]

嫡男を妻女ともども惨殺され敵討ちに孫と共に江戸へ来た！生活のため闇の仕事に関わることとなる。子連れ狼の仕事人みたいな？ 孫と脇役の人となりがまだ見えてこないが、剣劇の描写が生々しく、他の時代小説とは異なるところか？！何故嫡男が殺されたかは謎のまま、次巻を読んでみるかね。

2022/10/19

[やまほら]

鳥羽亮の新シリーズに手を出した。長屋に住む老剣士が、金をもらって殺しを請け負う集団を事実上率いるという設定は、「はぐれ長屋の用心棒」と同じ。ただし、本作は「はぐれ長屋」より殺す人数が多い。気になるのは、いないはずの人物が話に加わっていたりの書き間違い（？）が複数あったこと。新シリーズより、毛色の違う「剣客春秋」の未読を先に読んだ方がいいかな。

2017/08/02

[Masayoshi Arakawa]

20171122 108 鳥羽さんの新シリーズ。鳥羽さんは著作が多い、あらすじが大体読めるのが安心する。他にも幾つか新シリーズがあるようだ。

2017/11/22