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内容説明
ヒマラヤ最大・最後の謎とされてきたイエティ(雪男)の謎を解明するために、 30年にわたってヒマラヤ周辺地域を調査・取材したドキュメンタリー。
雪男の正体解明だけでなく、伝説誕生にいたるヒマラヤ辺境の民族史、ヒマラヤ初登頂時代の秘密など、 本書で初めて明らかになる事実が興味深い。
著者はヒマラヤ、白神山地のドキュメンタリーで知られるルポライター。
本書では、イエティの毛皮や頭など現地で収集した証拠、雪男探検隊の証言、 辺境地域住民やヒマラヤ黄金時代のシェルパたちの多くの証言、生息地の実地踏査を 積み重ねることによって雪男の正体を追跡してゆくが、単にその真実を追求するだけではなく、 著者独自の現地住民に密着した取材・執筆姿勢によって、 大ヒマラヤとその周辺地域に暮らす人びとの生活と文化史、ネパールの辺境紀行、 ヒマラヤ登山の文化史としても、味わい深い内容となった。
<目次・内容>
第一章 クーンブ イエティの起源を探る
〈イエティはどこからやってきたのか。シェルパの故郷クーンブに、伝承と目撃談を探る〉
第二章 トルボ ヒマラヤ辺境にメテを追う
〈前近代の宗教、自然環境が保存されたヒマラヤの辺境トルボ地方に現れる伝説の動物メテを求めて〉
第三章 ムスタン 生きている雪男を探し求めて
〈生きている雪男を確認するために、ムスタンの奥地・ダモダールクンドへ踏査行〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうきち
2
KindleUnlimitedで読了。 こういう本を、何年も読んでいませんでした。 大自然の不思議さ、そこで暮らす過酷さ。未開の地の魅力。押し寄せる近代化の波。 日本では、90年代までよく話題に上っていたテーマです。 小泉改革以降、こういった話で盛り上がる事はほとんどなくなっていました。 学生のころの、旅や地球の不思議に憧れた気持ちを甦らせて貰えました。 イエティに関しては、色々と経緯の内容的な悪さもあって、ちょっとがっかりですが、書籍としてはとても楽しく読めました。たまには、こういう本も読まなくちゃな。2018/07/07
qoop
2
〈イエティの正体を突き止めた〉という著者の確信を支えるのは、ヒマラヤ辺境集落に住まう、イエティと生活圏を接する人々の言説。現地に於ける常識が、諸外国人には見えていない。生活圏を接するからこそ生まれる恐れ敬う心性と、実在が確認され/生態が研究されている動物に神秘もロマンも感じない心性。作者が、そこに前近代と近代の断絶を見るのも頷ける。同じヒマラヤでも、ヒマラヤ遠征の外国人たちと接する機会の多い地域の人々が、イエティを迷信だと笑う姿が一番印象に残った。2012/07/30
志村真幸
1
『遙かなるチベット』『シェルパ』に続くヒマラヤ三部作の最後の一冊。 1990-2000年代にブータン、シッキム、チベット、ネパールで実施した雪男調査の結果をまとめたもの。実に綿密かつ計画的に探査がなされている。結果として、雪男の正体について一定の結論が出されている。しかも、単純な結論ではなく、どうして「雪男」というようなものが存在すると考えられるようになったかが明確に示されており、興味深い。 また、ヒマラヤへの旅行記としても、きわめて充実している。 2018/12/18
ナツ
1
イェティの確信にせまるまでの周りの話が長く間延びする。が、納得の結果!少々残念ではあるが・・。2016/09/23
ず
1
正体がちゃんと分かる!2013/01/24
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