内容説明
砂漠で医療支援を行っている志優は、ある日、遺跡の盗掘者に襲われかけたところを精悍な青年・アシュに助けられる。実はアシュは昔助けた黒豹で、豹に変身できる人豹国の王だった。仔豹の時に見捨てられたと誤解し、心に影を落としたアシュは、ハーレムに志優を幽閉し、媚薬を使って淫らな行為を強いてくる。恨んでいると囁くその言葉とは裏腹に、瞳には甘い溺愛を滲ませ、誰にも触らせまいと執着してきて…。 黒田 屑先生の美麗なイラスト入り♪
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
15
愛する人を失う事が怖くて、愛する人からの心無い言葉により受けた傷が深くて、感情と笑顔を殺して生きる志優。そんな志優を憎み(誤解から)復讐するために幽閉する孤高の黒豹王・アシュ。復讐と言いながらもそんなに酷いことをしない(Hは読まずに飛ばしてるのでその最中に酷い事してるのかもしれないけどw)アシュからは「愛して欲しい」という想いが漏れ出してるようなwそもそも、アシュが初めて志優と出逢ったのは幼少の頃だから、いくら成長が速いとはいえまだまだ青いもんね。態度は偉そうだけどw二人とも自分の心の中に生まれた(↓に2017/06/12
きょん
13
海外育ちって自己主張はしっかりする人が多い印象だったのに、受が攻めからも周囲の人間たちからも貶められ誤解されるのを申し開きもしないで受け入れるのがもどかしかった。攻めは口では罵りながらも好意がダダ漏れなのでニヤニヤしてしまいますが、ツガイ後の幸せな様子をもうちょっと読みたいな。2017/05/03
華緯
9
うーん…私には志優の医師としての志は立派だと思うけど、考え方が全く理解できなかった。医療ミスの濡れ衣を着せられ、医療支援の現場では、弱いものを犯すより自分を犯せと避妊具の使い方をレクチャーし、それらを好き勝手に捻じ曲げられて噂されても否定もしない…アシュは、それを“高潔”と言うけど、私はバカだと思った。アシュも、何だかよく分からない理屈をこねて豹になったり人になったり…。この本は即ドナ。2017/05/03
suisei214
2
作家買い 受けが素直になる過程がちょっと時間かかりすぎなような…黒豹の誤解もちょっとひどい ファンタジー要素とリアルのバランスがいまいち2018/12/31
りんりん
0
攻めの受けに対する誤解がモヤモヤ。もう少し踏み込めば解決するのに… でも攻めの執着度は良き。2017/06/21