文春e-book<br> 遺すことば 作家たちのがん闘病記

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遺すことば 作家たちのがん闘病記

  • 著者名:文藝春秋【編】
  • 価格 ¥1,018(本体¥926)
  • 文藝春秋(2017/06発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784160086500

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内容説明

遺すことば 作家たちのがん闘病記

●第一章 がんと告げられたとき
▼胆のうがん
九十二歳の大病で死生観が変わった 瀬戸内寂聴
▼結腸がん
ずっといる 井上荒野

●第二章 病を受け入れて
▼乳がん 子宮体がん
対談 ガンを受け入れて 杉本章子×村田喜代子
松葉杖と命の選択 村田喜代子
▼乳がん
私の乳癌リポート 宇江佐真理

●第三章 最期のことば
▼肺がん
がん残日録──告知から死まで五百日の闘い 筑紫哲也
▼卵巣がん
癌治療本を我が身を以て検証 米原万里
▼食道がん
がん発症始末 藤原伊織
がん再発始末 一年後の手術 藤原伊織
▼胃がん
ガン日常 北重人
登場人物さながらの生き方 池上冬樹

●第四章 伴侶たちの闘い
▼肺がん
井上ひさし「絶筆ノートと遺したことば」 井上ユリ
▼乳がん
亡き妻・河野裕子と詠んだ相聞歌千百首 永田和宏
▼肺がん
山本兼一「思い出の断片」 山本英子

●第五章 それぞれのがん体験
▼肝臓がん
対談 がん告知にオロオロ、死を身近にドギマギ 東海林さだお×阿川佐和子
▼腎臓がん
「昭和史の証言」を伝えずに死ねない 保阪正康
▼乳がん
私のがん体験記 柴門ふみ
▼悪性リンパ腫
ガンと闘って一戦一勝 徳岡孝夫

※ムックに掲載されている青山文平「それどころじゃない」は電子版には収録されていません。

目次

遺すことば 作家たちのがん闘病記

●第一章 がんと告げられたとき
▼胆のうがん
九十二歳の大病で死生観が変わった 瀬戸内寂聴
▼結腸がん
ずっといる 井上荒野

●第二章 病を受け入れて
▼乳がん 子宮体がん
対談 ガンを受け入れて 杉本章子×村田喜代子
松葉杖と命の選択 村田喜代子
▼乳がん
私の乳癌リポート 宇江佐真理

●第三章 最期のことば
▼肺がん
がん残日録──告知から死まで五百日の闘い 筑紫哲也
▼卵巣がん
癌治療本を我が身を以て検証 米原万里
▼食道がん
がん発症始末 藤原伊織
がん再発始末 一年後の手術 藤原伊織
▼胃がん
ガン日常 北重人
登場人物さながらの生き方 池上冬樹

●第四章 伴侶たちの闘い
▼肺がん
井上ひさし「絶筆ノートと遺したことば」 井上ユリ
▼乳がん
亡き妻・河野裕子と詠んだ相聞歌千百首 永田和宏
▼肺がん
山本兼一「思い出の断片」 山本英子

●第五章 それぞれのがん体験
▼肝臓がん
対談 がん告知にオロオロ、死を身近にドギマギ 東海林さだお×阿川佐和子
▼腎臓がん
「昭和史の証言」を伝えずに死ねない 保阪正康
▼乳がん
私のがん体験記 柴門ふみ
▼悪性リンパ腫
ガンと闘って一戦一勝 徳岡孝夫

※ムックに掲載されている青山文平「それどころじゃない」は電子版には収録されていません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

109
どうか今、癌と闘っている方々やご家族への心にちょっとでも響くといいな・・なんて感じた次第。いかに先端治療が進んだといっても『がん』の響きは重い。この本の名のある方々とて受け止め方は千差万別なのだ。好きな作家の言葉や向き合う姿に、私なら・・なんてちょっとよぎるのも事実。いや、支える立場なら・・と。たら・ればを今から思ってどうする私。人間は受け入れるしかないのだなぁ。鬼籍に入られた方々は彼岸の彼方で今生の日本をどう見えているだろうか・・やっぱり惜しいよ。2017/07/10

モルク

59
日本人の2人に1人が罹患し、もはや不治の病ではなくなった癌。その癌に立ち向かった17人の作家の記録。第3章最期のことばに登場する筑紫哲也、米原万里、藤原伊織、北重人の4氏はいずれも自らの病を受け入れるのではなく、それに最期まで真っ向から立ち向かっていた。近代西洋医学のみならず、民間療法も取り入れながら。その壮絶なる闘いの中でも文章を残そうとしていた。その言葉は重い。また、残される夫のことを気遣う河野裕子さんが詠んだ歌には涙した。2018/05/15

しゃが

44
2人に1人が罹るといわれ、重苦しい病名「癌」、罹患は著名人も例外ではない、癌との向き合いかたを綴った記録集。井上荒野さん、村田喜代子は寛解。杉本章子さんは作家として生きることを選び、米原真理さんは強い意志で治療方法を探し、河野裕子さんの夫への思いは深く、井上ひさしさんはあっけなかった、もう逝ってしまわれた。どのかたもそれぞれの死生観が胸に迫った、ひとりの人間の素顔を見た思いだった。経過観察中の身としては告知されたとき、どんな選択肢を選ぶのだろう…。2017/09/13

千穂

36
癌は今では不治の病ではないと言われている。本人に告知も当たり前だが、そう告げられた時果たして自分はどうだろう?17人の作家たちのがん闘病記。初期の方もそうでない方も。既に故人となられた方も。文章を書く人ならではの趣があった。中でも河野裕子さんの歌が心に残った。2018/02/26

pohcho

16
17人の作家のがん闘病記。病を克服した方、お亡くなりになった方など様々。今は本当にいろんな治療法があるけれど、人の体も病も千差万別なので、何が自分に合うかはやってみないとわからない。昔と違って、今はあっさり本人に告知するんだとか、いろいろと勉強になった。宇江佐真理さんの小説は未読だけど、潔さが心に残った。藤原伊織さんの話に出てくる黒川博行さんとのエピソードもいい。米原万里さんの妹さんが井上ひさしさんの奥さんというのは知らなかった。 2017/08/30

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