内容説明
川上大輪・富湖夫妻による30年余りの川柳人生の記録を一冊にした川柳句集。夫・大輪は川柳塔社副主幹、川柳塔わかやま吟社主幹などの要職につき、第5回オール川柳賞大賞など全国の大舞台で数々のタイトルを手中にしてきた誰もが認める実力作家として活躍中。
一方、川柳作家・大矢十郎を父に持ち、彗星のごとく現われて川柳界期待の星、大型新人と呼ばれた富湖は、第3回オール川柳賞大賞を受賞し、まさにこれからという時に病に倒れ、その才能を惜しまれつつ他界。人気句集の電子書籍化。
【川上大輪作品】
いい日だな机の上に何もない
家中の明かりを点けて一人きり
生まれても死んでも時刻告げられる
鉛筆の長さよ人の一生よ
大声を出すなよ空が落ちてくる
【川上富湖作品】
甘えたら低温火傷してしまう
赤い糸結び直した跡がある
親という皿が浅くて子が荒れる
思いやりだろう鏡が曇るのも
手が届きそうで過去にはまだ出来ぬ
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