伊賀忍び控え帖

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伊賀忍び控え帖

  • 著者名:津本陽
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • PHP研究所(2017/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569761527

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内容説明

世は梟雄・松永弾正(久秀)が台頭し、戦国の乱れが深まる時代――忍者の里として知られる伊賀では、人間離れした手練れの忍術を遣い、「闇の仕事」を請け負って乱世をしたたかに生き抜いた男たちがいた。伊賀者・遠山太兵衛は、遙か遠くを見通す「天眼通」、人の心を読む「他心通」など、厳しい修練で会得した特殊能力によって、一人の主君を求めずに己の力だけを頼りに生きる。他の忍者集団との激しい死闘、戦国大名を罠に嵌める見事な手口など、自由と背中合わせの危険のなかで闘い続ける太兵衛らの生き様は、手に汗握る波乱の展開に息つく間もない。歴史小説・剣豪小説の大家である著者が、「史実」に近い伊賀忍者の実像を踏まえつつ、極上のエンターテインメントに仕上げた長編小説。既存の忍者像を一変させ、緊迫の展開に胸躍る傑作に仕上がっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

正太郎

1
タイトル通りの忍者物です。忍者は、武士と違い状況に応じて主を変える、ある意味の逞しさを感じましたね。2015/10/10

いえのぶ

0
松永久秀の台頭のころから織田信長が浅井長政を破るころまでの時代に、雇われ忍者として活躍した一人の男の半生を描く。歴史書や時代小説にある武将を中心とした表の物語でなく、その陰で歴史の一部を担った者たちの物語。津本氏らしい、淡々とした表現。2014/02/28

アニータ

0
忍びの世界。いろんな信長を読んでいるけど、ここでは 術に長けた忍びからしても、読みにくい、一種の神通力をもった傑物として描かれていた。信長軍が伊賀を攻めたときの太兵衛と信長軍の攻防戦も読んでみたかった。2018/08/14

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