ハーパーBOOKS<br> 蜂のざわめき

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蜂のざわめき

  • ISBN:9784596550248

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内容説明

夏の日、姉妹は死体を見つけた。容疑者は、父親。物言わぬ蜂たちは何を見ていたのか。這うように恐怖が押し寄せるミステリー。

十代の姉妹、サムとオリーは母を亡くし、オレゴンの田舎でテント暮らしをする父に引き取られた。ある夏の日、二人は近所の川に女性の死体が浮かんでいるのを見つける。すべての証拠は彼女らの父――変人と周囲から疎まれる彼の犯行を物語っていた。無実を信じて危険な行動に出る姉と、多くを知っていながら口がきけない妹。そんな少女たちの背後に、狂気はひたひたと忍び寄っていた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

45
ミステリーなのかな? 私が読んだ限りではそんな恐怖とかそう言ったものは感じられず二人の姉妹のある夏の物語という感じが強かった。快活な姉のサム(サマンサ)と母を亡くしてから喋らなくなってしまった本ばかり読んでいる妹のオリー(オリヴィア)。最初はなんで原題にしなかったのかと思ってた(原題はCROOKED RIVER)。でも読み進んでいくうちに原題よりも「蜂のざわめき」って題の方がぴったりだなと思いました。出来れば何かスピンオフ作品でも書いて欲しいなと思いました。2017/03/17

あっちゃん

18
姉妹が川で見つけた死体、容疑者は父親?母亡き後、口をきかなくなった妹は何を知っているのか?あらすじ的には面白そうなのだけど、姉妹視点でのストーリー展開に、もどかしいやら、スッキリしないやら(笑)子供が主人公なので、情報量少なすぎて、結局流されるように読了(  ̄▽ ̄)2017/07/28

tow

8
いつまでたっても話がなかなか進まないサムの子供目線にヘキエキしながら、不思議っ子オリーと共にラストまで滑り込んだ一冊。2024/04/22

つぶあん派

8
川で姉妹が見つけてしまった死体。いつもと様子が違う父親。犯人は父親なのか?ということで始まるお話。冒頭はかなり不気味だったが、美しい自然描写とともにたまらなくその地にうっとりさせられた。なんというか、ひたすらに悲しいお話でした。15歳の女の子ってこんなに幼いっけ?と思うくらいサムにはイライラした。オリーのほうがまだしっかりしているような。蜂につられて読んだが、なんというかハッキリと良かった悪かったと言えない。良い部分も悪い部分もあったので。胸の中にざわめきが残る本でした。2016/05/29

いけだ

4
ミステリーとしては弱かったけど、面白かった。2016/06/27

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