内容説明
▼近代から現代に至る文学の「視覚性」に注目し、日本に脈々と流れる「曖昧」の系譜を辿ることで、「意志」をめぐる近代の激しい攻防をあぶりだす。
▼正岡子規、夏目漱石、内田百閒、志賀直哉、横光利一、川端康成、大江健三郎を中心にして、近現代文学における「曖昧」の系譜を可視化し、文学史そのものを読みかえるのみならず、日本「現代」文学の起源を突き止めてゆく、大胆不敵な一書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西野西狸
3
いや、とにかく読むのに骨折った。子規、漱石、志賀、横光、大江など貫通させ論じていて、まるで草迷宮に迷い込んだようである。概念言葉が多く嚙み砕くのが大変だった。2017/08/12
澄川石狩掾
2
横光利一の章の終わりで『旅愁』を批判しているが、この部分では何故か「意志鞏固」ともいうべき状態になっている。題名のように「意志薄弱」を通した方が、従来の批判を覆す面白い読みが出来たのではないか。2017/11/23
でこぼこ
1
?謎の本でございます。でも著者の方の仕事がみつかってよかった。一発逆転の小説家より大学の専任の安定さか・・・おめでとーございます、というよりほかはない。2016/10/01
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