フランス・ユダヤの歴史(下)――20世紀から今日まで

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フランス・ユダヤの歴史(下)――20世紀から今日まで

  • 著者名:菅野賢治
  • 価格 ¥4,950(本体¥4,500)
  • 慶應義塾大学出版会(2017/06発売)
  • ポイント 45pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784766423617

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内容説明

▼追放、居住許可、移民、難民……絶えざる人の流れに彩られた「フランス・ユダヤ」の道程を語り下ろす、2000年の歴史絵巻、全2巻!
▼アメリカに次ぐ〈ディアスポラ(離散地)〉のユダヤ人口を擁する、現代フランス。下巻では、両大戦間期のアシュケナジ移民、ヴィシー政権下の迫害から、戦後アルジェリア等からのセファラディ移民の流入をへて、シオニズム賛否に揺れる現代まで、「フランス人」と「ジュイフ」の二重性を生きる人々の感性を探る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

18
下巻で注目したのは、戦後フランスにおけるユダヤ教徒・ユダヤ人の人の移動で、北アフリカのチュニジア、アルジェリア、モロッコから大規模な流入があり、それまでアシュケナジ系に占められていたフランス・ユダヤ世界が、1960年以降、セファラディ系が半分を占めるようになった点。特にアルジェリアの独立に伴い、フランスへ「本国送還」を果たすアルジェリア・ユダヤ教徒・ユダヤ人たちが、フランス社会でユダヤ共同体の構築に寄与することを目指す反面、独自の「ユダヤ人性」の探求にも乗り出す様が印象に残る。 TBC2020/05/01

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