内容説明
ミトコンドリアゲノム全長配列の高速決定法開発に成功――無謀にもみえた挑戦だったが、【著】者は数々の困難を乗り越え、魚類3万種の大系統の概要を世界に先駆けて発表。さらには「深海魚の3つの科が1つに」「ウナギの祖先は深海魚」「生きている化石ムカシウナギの発見」「(マグロを含む)新分類群ペラジアの発見」など、国内外で大きな反響を呼んだ研究成果を次々に発表した。文字どおり魚類学の教科書を書き換えた15年間のストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2023/02/11
mft
2
魚類の系統をミトコンドリアゲノムを使って解き明かしていった顛末と、その解明された体系の説明と、基礎となるPCRなどの原理の説明と、盛りだくさん。昔系統学の本を訳していて、という話題が出たとき、そういえば読んだ本 https://bookmeter.com/books/1901908 の訳者だと気付いた (その前にももう一冊 https://bookmeter.com/books/2224104 訳していたようだが読書メーターでは登録0人だ)。2018/09/21
ぽりーぬ
1
筆者の自慢話ばかりで辟易した。2020/05/05
Arisaku_0225
0
魚愛好家には絶対に読んで欲しい本。最低限高校生物と魚の知識を持っていると読みやすいと感じた。シーラカンスがなぜ2種に別れたのかやサバ類やアンコウの仲間の適応放散など、エキサイティングな内容だった。2021/08/15