- ホーム
- > 電子書籍
- > 趣味・生活(健康/ダイエット)
内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
認知症の人が抱く「不安」「恐怖」「悲しみ」「焦り」の感情回路。認知症と診断された人が、日々どのような思いで過ごしているのか? 症状が進むにつれて、「思い」はどう変化していくのか? 本書は周囲の人にはなかなかわからない、認知症の人の気持ちをイラスト図解でまとめた本です。すすめても病院に行こうとしない、止めても運転したがる、トイレ以外の場所で排泄してしまう……の対応法もわかるQ&A付き。
目次
まえがき
ケース 認知症でも、おばあちゃんなりに考えて、一所懸命していること
1 自分を失っていく不安と恐怖
2 自分にできることをしておきたい
3 寂しい日々だけど喜びもある
4 認知症の人がすんでいる世界を理解する
5 こんなとき、どうする?──気持ちに寄り添って
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼんくら
16
2012年出版。介護者は自分の側の大変さでいっぱいになってしまって、本人の心を慮る余裕がない。ついつい声を荒らげてしまうことも。この本を読むと、本人が不安や悲しみを抱えて苦しんでいるということを思いやることが出来る。とはいえ、実際には、たびたび感情的になってしまうのだけど・・・2013/06/27
円舞曲
16
イラストも構成も見やすくてわかりやすいと思う。2013/03/27
みんと
12
認知症で言われたことがわからなかったり、すぐ忘れたりしても、プライドを傷つけられたことや優しくされたことはわかるし、相手に対しての嫌な感情、好きと思う感情だってある。 介護する側は毎日が汚い、臭い、イライラとの戦いで疲れきっており、つい相手の人格を無視するような態度をとりがちである。 この本に書かれていることは多分、自分の中ではわかっていたことだけど、対処法の確認になり頭の中の整理ができた。2014/06/26
雨巫女。@新潮部
9
《私-図書館》認知症の人の気持ちや介護する人の心構えがよくわかる。2017/08/07
めん
7
私の母は、64歳と若いが認知症だ。最初の異変に気付いてから4年が経った今も、一人で暮らしている。1〜2か月毎に会う度、必ず母の「つらい気持ち」にぶつかり、居たたまれなくなる。母の気持ちを理解したいと思い、この本を手にした。残念ながら、「そう感じていたのか!」という種の発見はなかった。ただ、認知症の本が初めてという人にはお勧め。症状や生活の基本が、本人の気持ちを添えながら、解説されていて、著者の当事者への暖かい まなざしが感じられる。その まなざしに 涙がこぼれた。2014/01/12