内容説明
▼言論の自由の核心は、「批判する自由」にある!
▼メディア政治がポピュリズムの流れを加速する民主主義社会において、ジャーナリズムはその渦から脱し、歴史的な文脈を適切に意識しながら、鋭い問題提起を行い続けることができるのだろうか?
▼日本のジャーナリズムの根幹が揺るぎつつある現在、自由で多様な言論の場としてのメディアとこれからのジャーナリズムのあるべき姿を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
21
大石裕慶応大法学部政治学科教授2017年著作。第8章 事実の「編集」と「歪曲」で引用されている「日本のメディアに対しては、以前より明らかに不信感が高まっています。「・・自分の思う方向に都合の良い事実をつまみ食い、都合の悪い事実には触れない、さらには事実を歪曲して自分の『ストーリー』に沿って誌面、紙面、番組を作るやり方が、マスメディアの信頼感を傷つけている」(大沼保昭・江川紹子「歴史認識とは何か」中公新書)に同意。そう、兵庫県知事選に関する報道で、TV及び新聞がこればかりと判断される現状に絶望感を覚えている2024/12/07
i-CHIHIRO
1
お気に入りレベル★★★★☆2020/02/18