シリコンバレー式 よい休息

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シリコンバレー式 よい休息

  • ISBN:9784822255213

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内容説明

創造的なアイデアは「よい休息」から生まれる!

働き方の本はたくさんありますが、本書は「休息」についての本です。しかし、書かれているのは、だらっと時間を過ごす「休息」ではありません。創造性を高め、高パフォーマンスを発揮するための「戦略的休息」の取り方について、詳しく解説しています。
実は、私たちの脳は、一生懸命仕事をしているだけでなく、ぼんやりしているときでも、活発に動いていることがわかっています。この時、思考が整理され、アイデアが生まれやすい状態になります。
会議で長時間議論してもいいアイデアが出ないのに、朝歯を磨いていたり、電車に乗って外をぼーっと眺めていたりするとき、いいアイデアがひらめいたりした経験はありませんか。
「働いている時間」も大事ですが、「働いていない時間」の過ごし方も、結果を出すためにはとても大事です。むしろ、「働いていない時間」の中身を濃くして「戦略的」に過ごすことができれば、働く時間は今よりずっと短くても、高いパフォーマンスを出せるようになります。
仕事が順調に進んでいる時に、その日の仕事を終える。そして、次にどうするかは考えず、明日までそのままにしておく。文豪アーネスト・ヘミングウェイはこの方法をとっていたことで知られています。
文の途中でやめておけば、潜在意識はその先の展開をずっと考え続け、執筆を中断しなかった場合よりもすばらしい結果が出ることを、彼は直感的に知っていたのです(第1部の『中断』で詳述します)。
このように「働いていない時間」の中身を濃くして「戦略的」に過ごし、結果を出す具体的な方法を、本書ではふんだんに紹介します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

37
10章の見出しが作られているので、どこからでも読み始めることができるデザインが好みです。仕事中毒の人たちへの息抜き指南書といったところでしょうか。同時にこの本は労働時間と生産性が比例すると信じている人々への痛烈なメッセージでもあります。マインドワンダリングと創造性についての研究はだいぶ進んできて、ぼ~っとしている子供を放っておいてあげよう、という認識は進んできました。…夫にはぼ~っとしている私を放っておいてほしいなあ…♡2022/01/19

Miyoshi Hirotaka

28
「親が死んでも食休み」という諺は、非常時でも体のために食後の休みは取りなさいというもの。シリコンバレー発になると戦略的休息になる。貴重な教訓を文化遺産として持ちながら、過去には「24時間働けますか?」というCMが流行り、個人を消耗させる方向に追い込んだ。米国発のスポーツは、選手交替が鍵。例えば、野球は、選手を入れ替えながらチームの力を維持し、シーズンで勝利するのが目的のゲーム。個人でもこのタイムマネジメントの考え方が必要。良いパフォーマンスを出すためには、怠惰と休息を区別し、そのバランスを取るべきなのだ。2018/05/30

マラソンマン

17
休憩、ジョブズの散歩会議、ゲイツの長期休暇。良い休息は、生産性を高める。2017/07/28

シグマ

14
タイトルのシリコンバレーはよくわからない。ちょうど偶然、「天才たちの日課」も読んでいたので関連していて面白かった。この本ではディープ・プレイというのが気になった。要は趣味なのだろうが、日本ではあまりなじみがないので。ダーウィンのような生活に憧れる。2018/05/25

ガミ

14
「戦略的休息」という言葉が頭の中に残りました。睡眠や脳内整理など、聞いたことある対策も書かれていますが、様々な世界の著名人の独特な取り組みが具体的に書かれていると、より説得力が増しますよね。中には会議中に昼寝を設けるのですから、まさに「戦略」です。専門的な実験の効果も書かれますが、やはり著名人の取り組みに目を向けると、参考になる部分はあるかもです。しかし結局は、「厳格なスケジュールを守って、着実に仕事をこなすから、1日の残りの時間を余裕を持って過ごせる。(P107)」に越したことはないのでしょうか。2017/08/06

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