誰がアパレルを殺すのか

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誰がアパレルを殺すのか

  • 著者名:杉原淳一【著】/染原睦美【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2017/06発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 375pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822236915

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内容説明

アパレル業界がかつてない不振にあえいでいる。オンワードホールディングス、ワールド、TSIホールディングス、三陽商会という業界を代表する大手アパレル4社の売上高は激減。
店舗の閉鎖やブランドの撤退も相次いでいる。またアパレル業界と歩みをともにしてきた百貨店業界も、地方や郊外を中心に店舗閉鎖が続き、「洋服が売れない」事態は深刻さを増している。
なぜ突如、業界は不振に見舞われたのか。経済誌「日経ビジネス」の記者が、アパレル産業を構成するサプライチェーンのすべてをくまなく取材した。
ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「もう、散弾銃商法は通用しない」と業界不振に警鐘を鳴らす。
大手百貨店首脳は「我々はゆでガエルだった」と自戒。業界を代表する企業の経営者から、アパレル各社の不良在庫を買い取る在庫処分業者や売り場に立つ販売員まで、幅広い関係者への取材を通して、不振の原因を探った。
また本書では、業界の将来を担うであろう新興企業の取り組みについても取材した。ITなどを武器に、業界の「外」から勢力図を変えようとするオンラインSPA(製造小売業)や、業界の「中」から既存のルールを変えようと挑戦するセレクトショップなど、国内外の新興プレーヤーの取り組みを紹介する。この1冊を読めば、アパレル産業の「今」と「未来」が鮮明に見えるはずだ。

【登場する企業】
オンワードホールディングス/ワールド/TSIホールディングス/三陽商会/ファーストリテイリング/ストライプインターナショナル/GAP/H&M/三越伊勢丹ホールディングス/大丸松坂屋百貨店/高島屋/そごう・西武 など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

145
まあまあ。当たり前だけど、アパレル業界にいる人以外かおもしろく感じるかは微妙。タイトルは『誰が本を殺すのか』をもじっていて、まさに粗製乱造を繰り返しているがゆえに自らの首を絞めている産業の問題点は出版と似ているし、おそらく日本経済全体の問題として捉えることもできるけれど、特に後半は個別企業の取り組みだったりがメインなので、読み飛ばしてしまう箇所が多かったかな2019/11/25

ゼロ

94
誰がアパレルを殺すのか?の答えは、自分自身だと感じた。アパレル業界には詳しくないが、崩れ去る内輪の論理では、過去の栄光にしがみ付いていたら、業界が崩壊したと書かれていた。アパレル業界は、大量生産をし、ブランドを乱発させ、消化仕入れの百貨店有利に溺れ、販売員を消費し、商社から言われるまま作るのでトレンドを生むことができず、インターネットに乗り遅れたのが要因となっている。消費者のことは考えず、服の値段を吊り上げていけば、人が離れるのは当然のこと。今はゾゾタウンなど新しい切り口で業界を切っていく必要がある。2019/01/15

あすなろ

78
中間層が服を買わなくなった。本当にそうか?買う時間がないことや費やす金額が不当だと思っていないか?他の業界の変革も併せ俯瞰し。服はネットで買い、レンタルされ、中古品として流通している。また、焼き畑農業的という言葉がある。若しくは、柳井氏の表現を借りれば散弾銃を打ちまくる様。確かにアパレル自体の値段は下がったが、SC・アウトレット・百貨店に同じような商品が溢れ、大阪西成のバッタ屋に服が溢れるのは何故?負のサプライチェーンと本書にて表現されたアパレルの現状を知る必要がある。その点に興味ある方の入門書に最適。2020/07/26

マエダ

77
エバーレーンのビジネスモデルは非常に興味深い。アパレル業界に関わらず業界のアンチテーゼをうまく掲げた企業は成功云々よりも他人事だが面白い。2017/08/08

Tenouji

41
この業界の人間ではないが、新たな挑戦をしてる企業など後半の紹介が面白かった。ITを利用する、ってのは業務プロセスをバラバラにして再構築することなんだよね。それが、スマホやIoTまで拡がり、個人や詳細なプロセスまで組み立て直すことが可能なった。そこに挑戦するフィールドがある。このあたりのセンスがないと、いくらIT関連のキーワードを並べても、既存の視点で話してる人の構想って響かないな。いずれにせよ、既存の視点を否定しないと変われないということは、基本的には変われないんだよな、どの業界でも。2018/01/30

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