内容説明
恋愛経験ナシ、貯金ゼロの貧乏漫画家が知り合ったのは、フィリピンパブで親に仕送りをするフィリピン女性だった。そして、なんとか二人で食事をと思ったら、パブのホステスさんが大挙して押しかけ……しかし、それは彼女の友だちへの彼のお披露目だったのだ。そして、無事に付き合いだした二人。でも、そこに待ち構えていたのは、ビザの期限と彼女の妊娠!! はたして二人は無事にゴールに辿りつけるのだろうか。フィリピンと日本の狭間でさまざまな結婚手続きに翻弄される二人。フィリピンに初めて行けば、警官にワイロを要求され、彼女の実家にたどり着くと、なんと建築中の家が……もちろん著者の負担だ。迫る彼女の出産日……。本書は、著者が知り合ったフィリピン女性に強烈なやきもちを焼かれながら、愛を信じ、二人の幸せのために東奔西走した笑いと涙の魂のコミックエッセイである。読んで絶対損はない。愛は永遠ナリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
15
流行りの国際結婚(格差結婚)の一冊なんでしょうが、結構普通に面白い、つーかそれほど飛び抜けてるものはない印象です。PHPがなぜにこのような本を・・・とも思ったりするが、ワシも老後はフィリピンで暮らせたらいいなぁ~なんて思わせてくれます。2012/07/07
もえたく
6
フィリピンパブに、はまってそのまま結婚してしまった漫画家のコミックエッセイ。開高健ノンフィクション賞受賞作『日本を捨てた男たち』の予習に。単純に面白い。日本人と結婚した外国人は、すぐに永住権が取得できないことなども分かり、勉強にもなりました。2015/06/08
絵具巻
3
文京区立根津図書館で借りました。2016/04/26
ダリア
1
里帰りした話。国民性の違いをしみじみ感じてしまった。手続きとかも凄く大変そう。たぶん、偽装とかもあるからじゃないかな。それとも、日本のお役所的にただただ面倒くさいのか。ドイツの事例でも大変そうだったし、国際結婚は書類関係が国に関わらず、おおごとになるようだ。 2017/03/29
ルキシュ
1
怒るけど、テンポもいいし、そんなものかなーと思ってしまうフィリピンマジックw幸せ家族で何よりです。長男のキャラもいいなーと思います。私は時間を守りたいから、フィリピン人とは馴染めるか不安ですがw2016/10/19