内容説明
古代の鳥も、現代の鳥も、同じ鳴き方だろうか? ヴィヴァルディに春の喜びをもたらした鳥の声を、今も同じように喜びとして聴けるのだろうか? 鳥の声を失った私たちにとって、歌とは何か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おだまん
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見開きで1話の音楽やコンサートに関わるエッセイ。その感受性を噛み締めながら。2017/11/16
横丁の隠居
0
この方のエッセイは音楽とそうでないものを取り合わせて協和不協和を響かせるという独特の芸で、余人の追従を許さぬものがある。中で母親との稀な外出を指折り数えて楽しみにしていたのに、当日つもっていた雪に我を忘れて遊び、帰ってきたら着飾った母親に「もう間に合いません」と告げられるというくだりがある。私など庶民の感覚では、母親が呼びに行けばいいのにと思うが、読んでいて驚かされる。お母様は京都のお生まれだろうか。2018/08/04
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