内容説明
「うちの子はもういい年なのに、いっこうに相手を連れてくる気配がありません」「うちの息子や娘はまじめに働き、やさしくていい子なのに、どうして結婚できないのでしょう」――こんな悩みをいだく結婚適齢期の子をもつ親は多い。本書はベストセラー『「婚活」時代』の著者の一人である白河桃子氏が、親世代からよく受ける質問や疑問に答える。なぜ、親は娘や息子の結婚観を理解できないのか。それは現在の結婚事情と親世代の考え方が、あまりにも違いすぎるから。その溝が少しでも埋まれば、婚活もうまく回転するかもしれない。とはいえ、著者は親ができることは少ししかないという。また、すぐ結婚できる魔法のような方法もない、と。では、どうするか。まずは結婚に対する古い考え方を改めること。「親御さんも今の時代に生きていたら、結婚できていないかもしれませんよ」――こう考えれば、親子のギャップが少しは埋まるかもしれない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
64
Q2うちの息子はまじめに働き、優しくていい子なのにどうして結婚できないのでしょう。・・・はいはい、これですよ。A.受け身では結婚できない時代です。「結婚を押せない人」と「決断できない人」が残っている時代なんです。・・・とのこと。そうか。やはりな。大学時代、フィルの半分は女性だったのにゲットできないヘタレちゃんだから、多分自分からアタックなんて出来そうじゃない。県の婚活事業リストも載っていたので、せめてその気になってくれないかな。母は本人がその気なら絶対に反対しませんとも。2015/09/17
きむこ
60
うちはまだまだ先の話なんだけれど題名にひかれて読んでみました。著者は『婚活』の著者の一人。これは親の意識改革を促している本。『娘や息子の現在の結婚事情と親世代の考え方があまりにも違いすぎる』という現実を親が認識しないと子供の結婚の妨げになってゆく、といった例が挙げられてます。昔はお見合いや社内恋愛で結婚したら右上がりの経済成長の世の中でつつがなく生活できたけれど、今はお見合いもなく社内恋愛も減少して、世の中も不安定で・・うーんこれから婚活する人は確かに大変だ★32015/10/25
Taka
13
結婚相談所のマリーミーのルポが面白かったので借りてきた。婚活黎明期は2009年。今は共働き!同年代婚が主流!と令和婚活ではと思っていたけど15年前と変わっていないトレンド。年齢に押される結婚はなくなったおいうより、妊娠可能期がのびましたって感じかな。受け身では結婚できない。専業主婦希望は敬遠される。同棲をダラダラ続けている子供には親の介入をしてもいいかも。条件はつけている場合ではないし35歳以上も受け入れるべき。結婚も子供も嗜好品の一つ。手に入れたい、手に入れられる人がいる。この先メリットあるかなと考える2025/03/13
かなもー
3
正直言うと、次元が低くクソみたいな内容だった。「結婚」だけが人生のゴールであるなら、この解釈でいいのだろう。できちゃった婚を歓迎する姿勢は、親として駄目だろ。こんなにイライラした本は久しぶりだわ。2015/02/20
きくえ
2
現代の若い人たちがなぜ結婚しないのか、したくてもできないのか、例をあげて沢山かかれていて、なんかかなり笑えた。わかるわー。結婚の現実と理想ってまるで違うもの。なんだかんだで結婚して思うけど、真面目に考えたら本当に結婚てできないと思う。結婚感がすごい勢いで変化しているから、ついていけない家族はきついかもとか。結婚の制度も現代の生活に追いついてないし。まあ今は過渡期なんじゃないかとおもう。2014/04/22